「PMI」とは?「M&A」との関係も詳しく解釈!
「PMI」は、企業同士のM&Aと絡んで使われる言葉です。

目次
- 「PMI」とは?
- 「PMI」はM&Aにおいて重要視される要素?
- 「PMI」の概要
「PMI」とは?
「PMI」は、“Post Merger Integration”の略で、「M&A後の経営統合をスムーズに行う為のプロセス(手順)」と解釈されます。
予めこれを考えておくことで、M&A後の業務の統一や、適した場所への人材の配置などがスムーズにできるようになり、極力支障なく業務が行えると言われています。
- 「M&A」とは?
「M&A」とは?
「M&A」とは、いわゆる「吸収合併」のことです。
企業同士が合併する場合、どちらかが存続会社としてそのまま残り(社名は変わる場合もあります)、片方の法人格は消滅しますが、M&Aと呼ばれる合併では存続する側の会社が完全にもう片方を吸収する形になる為、五分の条件という訳ではなく、合併後の企業としての基本的なルールなどは吸収した側に準じることになります。
言ってしまえば0-10でもおかしくなく、いいところ(吸収される側が頑張った場合でも)2-8くらいだと考えるのが普通です。
「PMI」はM&Aにおいて重要視される要素?
M&Aは上のような合併になる為、吸収された側はこれまでとは大きく環境が変わることが少なくありません。
その為、スムーズに業務を行うことが難しかったり、吸収した側の会社の人間とうまくいかなくことがあるかも知れません。
そのようなことにより、吸収した側も思ったより効果が得られないどころか、M&A自体がマイナスにもなってしまいかねなません。
その為、M&Aの前にこの手の予想できるトラブルとも表現できる要素をできる限り少なくしようと考えておくことが「PMI」です。
「PMI」の概要
もちろん考えていた通りになるとは限りませんが、きちんとこれを作り上げておくとおかないとでは、M&A後の業務への支障がかなり違うことになると言えるでしょう。
逆に、「PMI」の構想段階でどうしてもうまくいきそうにないと判断した時には、M&A自体を思い留まることもあります。
「PMI」はこのように内容になり、M&Aをスムーズにする為のものだと覚えておきましょう。