「了承いただく」の意味とは!「承諾いただく」との違いや例文など詳しく解釈
「了承いただく」という表現は「今回の申し出を了承いただき、ありがとうございます」などの文章で使われますが、「了承いただく」にはどのような意味があるのでしょうか?
「了承いただく」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・承諾いただくとの違い・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「了承いただく」の意味
- 「了承いただく」の表現の使い方
- 「了承いただく」を使った例文と意味を解釈
- 「承諾いただく」との違い
- 「了承いただく」の丁寧な言葉での言い換え
「了承いただく」の意味
「了承いただく」という表現は、「自分側の申し出・事情などを、相手に納得して承知してもらうこと(受け入れてもらうこと)」を意味しています。
「了承いただく」は相手を敬う敬語の表現であり、「了承する相手側のほうが自分よりも立場が上」になるという前提があります。
「了承いただく」の相手として、「上司・クライアント・目上の人」などを想定できます。
- 「了承いただく」の読み方
「了承いただく」の読み方
「了承いただく」の読み方は、「りょうしょういただく」になります。
「了承いただく」の表現の使い方
「了承いただく」の表現の使い方を紹介します。
「了承いただく」の表現の使い方は、「自分よりも立場が上の相手に、申し出・事情などを承知(納得)して受け入れてもらう場合」に使うという使い方になります。
例えば、「この案件については、先方から了承いただきました」といった文章で使えます。
「了承いただく」を使った例文と意味を解釈
「了承いただく」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「了承いただく」を使った例文1
- 「了承いただく」を使った例文2
「了承いただく」を使った例文1
「この新しいビジネスプランの実施について、直属の上司から了承いただきました」
この「了承いただく」を使った例文は、「直属の上司から、ビジネスプランの内容・事情を納得して承知していただきました」という意味合いで、「了承いただく」を使っています。
「了承いただく」を使った例文2
「クライアント様に、この条件・金額でのご提案を了承いただければ幸いに存じます」
この「了承いただく」を使った例文は、「了承いただく」の表現を、「ご提案の条件・金額について納得して受け入れて頂ければ幸せに思います」という意味を持つ文章で使用しています。
「承諾いただく」との違い
「承諾いただく」という表現は、「自分側の申し出(依頼)・要求などを、聞き入れて引き受けていただく」という意味合いを持っています。
「承諾いただく」の表現は、「了承いただく」よりも積極的にその物事(依頼内容)を引き受けるという意味のニュアンスがある違いがあります。
「了承いただく」は「事情を知ってもらって承認・同意してもらう」の意味に近いですが、「承諾頂く」は「内容を知ってもらって引き受けてもらう」の意味に近いという違いを指摘できます。
「了承いただく」の丁寧な言葉での言い換え
「了承いただく」の丁寧な言葉での言い換えを紹介します。
- 「ご承知いただく」
- 「ご理解いただく」
「ご承知いただく」
「ご承知いただく」という敬語表現は、「自分の申し出・事情・要求などの内容を聞き入れてもらい、引き受けていただくこと」を意味しています。
その意味合いから、「自分の依頼・事情に納得して承知してもらう」を示す「了承いただく」の丁寧な言い換えとして、「ご承知いただく」の表現を上げることができます。
「ご理解いただく」
「ご理解いただく」という敬語表現は、「自分の申し出・事情・要求などの内容に納得して分かって(受け入れて)いただくこと」を意味しています。
この意味から、「自分のオファー・事情に納得して受け入れてもらう」を示す「了承いただく」の丁寧な言い換えとして、「ご理解いただく」の表現を指摘できます。
この記事で解説した「了承いただく」の表現には、「目上の相手から、自分の申し出・事情を納得して承知していただくこと」などの意味があります。
「了承いただく」の丁寧な言い換えとして、「ご承知いただく」「ご理解いただく」などがあります。
「了承いただく」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。