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「道草を食う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈

ビジネスや日常会話で「道草を食う」という言葉が使われることがあります。

一体どの様な意味なのか、語源や使い方などを紹介します。

道草を食う

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「道草を食う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈>


目次

  • 「道草を食う」の意味
  • 「道草を食う」の表現の使い方
  • 「道草を食う」を使った例文と意味を解釈
  • 「道草を食う」の類語や類義語


「道草を食う」の意味

「道草を食う」の意味

「道草を食う」の意味は「目的地にたどり着くまで途中で、他のことに関わり時間を費やすこと」です。

自分が行くべき場所に向かっていたのですが、途中で面白そうなことを見つけたり、知人に出会って引き止められたりなどして足止めされてしまい、到着時間が遅れてしまうことを言います。

本人はそんなに時間が経っている自覚はないのですが、待っている側から見てイラっとした時の表現です。

  • 「道草を食う」の読み方
  • 「道草を食う」の語源・由来

「道草を食う」の読み方

「道草を食う」の読み方は、「みちくさをくう」になります。

「食う」はあまり品のいい言葉ではないのですが、慣用句ですので「道草を食べる」とはいいません。

「道草を食う」の語源・由来

「道草を食う」の由来は、馬の習性からきています。

日本では昔から、人の移動手段や農作業に馬が使われていました。

馬は草食動物であり、昔はまだ道が舗装されていなくて道端に草が茂っていました。

馬があたりかまわず草を食べてしまうことから、人が一生懸命手綱を引いても言うことを聞かず、立ち往生すうることがあったのです。

ここから目的地に到着するのが遅れたり、仕事がはかどらなかったりすることに対して「道草を食う」と使われる様になりました。



「道草を食う」の表現の使い方

「道草を食う」の表現の使い方

「道草を食う」の表現の使い方を紹介します。

  • 文法的な使い方
  • 自分から遅れた時に使う

文法的な使い方

「道草を食う」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使われます。

慣用句ですので特に説明がなくても意味が通じます。

自分から遅れた時に使う

「道草を食う」は、基本的に移動途中で興味を示すことに惹かれて自ら関わってしまう時の表現で、事故や災難などのアクシデントに見舞われた時には使われません。

「道草を食う」を使った例文と意味を解釈

「道草を食う」を使った例文と意味を解釈

「道草を食う」を使った例文とその意味を解釈していきます。

  • 「道草を食う」を使った例文1
  • 「道草を食う」を使った例文2

「道草を食う」を使った例文1

「途中で友達に会い、道草を食って遅れた」

人と待ち合わせをしている時に、移動途中で友人に会って話し込んでしまい、遅れてしまったことを表しています。

「道草を食う」を使った例文2

「お使いを頼んだのにどこで道草を食っているんだろう」

子供にお使いを頼んだところ、途中で遊んでしまって中々帰ってこないことを表しています。



「道草を食う」の類語や類義語

「道草を食う」の類語や類義語

「道草を食う」の類語や類義語を紹介します。

  • 「油を売る」【あぶらをうる】
  • 「横道にそれる」【よこみちにそれる】

「油を売る」【あぶらをうる】

「仕事をしている時に人の見ていないところで怠けること」「無駄話をして時間をつぶすこと」という意味です。

由来は、江戸時代に油売りが、雑談をしながら油を売っている様子からきています。

一見怠けている様に見えるのですが、当時の油は粘り気が強く、器に移すのに時間がかかったのです。

また、油は気温により固くなり易いので、油売りが温かい日中にしか商売をしなかったことから来ているという説もあります。

「横道にそれる」【よこみちにそれる】

「本来の話題から外れて関係のないことを議論する様子」という意味です。

icon まとめ

「道草を食う」「目的地にたどり着くまで途中で、他のことに関わり時間を費やすこと」という意味です。

来るはずの時間になっても中々来ない人に使いましょう。