「苦杯を喫する」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「苦杯を喫する」の意味

「苦杯を喫する」という表現は、「スポーツの試合・競技などに負けて、つらくて苦い経験をすること」を意味しています。

「苦杯を喫する」というのは、「にがい杯(さかずき)をのむこと」が原義であり、そこから転じて「にがい経験(つらい経験)をすること」を意味するようになりました。

• 「苦杯を喫する」の読み方

「苦杯を喫する」の読み方

「苦杯を喫する」の読み方は、「くはいをきっする」になります。

「苦杯を喫する」の表現の使い方

「苦杯を喫する」の表現の使い方を紹介します。

「苦杯を喫する」の表現の使い方は、「主にスポーツの試合・競技などの勝ち負けがある事柄で敗れて、にがい思いやつらい経験をした場合」に使うという使い方になります。

例えば、「昨年はこの大会で苦杯を喫しましたが、今年こそは必ず優勝してみせます」といった文章で、この表現を適切に使うことができます。

「苦杯を喫する」を使った例文と意味を解釈

「苦杯を喫する」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「苦杯を喫する」を使った例文1
• 「苦杯を喫する」を使った例文2

「苦杯を喫する」を使った例文1

「練習の成果を十分に発揮することができず、この試合でライバルに苦杯を喫しました」

この「苦杯を喫する」を使った例文は、「苦杯を喫する」の表現を、「この試合でライバルに負けてつらい経験をした」という意味合いで使っています。

「苦杯を喫する」を使った例文2

「敗者・弱者を思いやるような倫理的な人間性が成長するためには、苦杯を喫するような経験も必要です」

この「苦杯を喫する」を使った例文は、「勝ち負けが決まる何かの折に敗れて、にがい思い(つらい体験)をするような経験も必要です」という意味を持つ文章で、「苦杯を喫する」という表現を使用しています。

「苦杯を喫する」の類語や類義語

「苦杯を喫する」の類語や類義語を紹介します。

• 「苦杯を嘗める」【くはいをなめる】
• 「敗北を喫する」【はいぼくをきっする】

「苦杯を嘗める」【くはいをなめる】

「苦杯を嘗める」という表現は、「にがい杯をなめる」という原義から、「勝ち負けのある事柄で負けて、つらくて苦い経験をすること」を意味しています。

その意味から、「苦杯を喫する」とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「苦杯を嘗める」という表現を指摘できます。

「敗北を喫する」【はいぼくをきっする】

「敗北を喫する」という言葉は、「スポーツの試合・勝負ごとなどに負けて、悔しい思いを味わわせられること」を意味しています。

この意味合いから、「スポーツ競技・試合などで敗れて、つらい経験をすること」を示す「苦杯を喫する」と類似の意味を持っている類義語として、「敗北を喫する」を上げられます。