「終わりよければすべてよし」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「終わりよければすべてよし」ということわざは、どの様な意味で使われるのでしょうか。
由来や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「終わりよければすべてよし」の意味
- 「終わりよければすべてよし」の表現の使い方
- 「終わりよければすべてよし」を使った例文と意味を解釈
- 「終わりよければすべてよし」の類語や類義語
「終わりよければすべてよし」の意味
「終わりよければすべてよし」の意味は、「ものごとは結果が重要であり、過程はあまり問題ではない」ということです。
ものごとにおいて、過程でミスやトラブルがあったとしても、最終的に成功したり良い結果で終われば、皆あまり気にしないということを言います。
ビジネスなどで途中非常に苦労しても、良い結果が残せれば、達成感が大きくて途中のことはあまり気にならなくなってしまう様子を表す言葉です。
- 「終わりよければすべてよし」の読み方
- 「終わりよければすべてよし」の由来
「終わりよければすべてよし」の読み方
「終わりよければすべてよし」の読み方は、「おわりよければすべてよし」になります。
ことわざですのでこのまま覚えてしまいましょう。
「終わりよければすべてよし」の由来
「終わりよければすべてよし」は、イギリスの歴史的劇作家「ウィリアム・シェークスピア」の劇のタイトルからきています。
英語では“All is well that ends well”で、日本語に直訳して使われる様になりました。
「終わりよければすべてよし」の表現の使い方
「終わりよければすべてよし」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 苦労や困難があった時の台詞
文法的な使い方
「終わりよければすべてよし」は文法にとらわれず、独立した言葉として使えます。
ものごとが全て終わった時にひとこと「終わりよければすべてよし」と言うだけで意味が通じるのです。
苦労や困難があった時の台詞
「終わりよければすべてよし」は、途中に苦労や困難など想定外のことが起きた末に、うまくまとまる結果になった時に使われます。
特に途中で何も問題がない時には使われません。
「終わりよければすべてよし」を使った例文と意味を解釈
「終わりよければすべてよし」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「終わりよければすべてよし」を使った例文1
- 「終わりよければすべてよし」を使った例文2
「終わりよければすべてよし」を使った例文1
「色々あったけど、終わりよければすべてよしだ」
何か目標を持って行動していた時に、様々な苦難を乗り越えた末に目標を達成した時の言葉です。
「終わりよければすべてよし」を使った例文2
「終わりよければすべてよしで忘れようよ」
仕事などで途中で大きなミスをしてしまい、最後まで気にしている人に対してかける言葉です。
「終わりよければすべてよし」の類語や類義語
「終わりよければすべてよし」の類語や類義語を紹介します。
- 「有終の美」【ゆうしゅうのび】
- 「大団円」【だいだんえん】
「有終の美」【ゆうしゅうのび】
「ものごとを進めて最後を立派にやり遂げること」という意味です。
「大団円」【だいだんえん】
「演劇や小説などの最後の場面で、それまでの全てのものごとがめでたく終る結末のこと」という意味です。
「終わりよければすべてよし」は「ものごとは結果が重要であり、過程はあまり問題ではない」という意味です。
様々な苦労を乗り越えてものごとを成功させた時に使いましょう。