「ケースバイケース」の意味とは!略語は?類語や例文など詳しく解釈
皆さんは仕事をしている中で「ケースバイケース」という言葉を使うことがあるかと思います。
この言葉は、ビジネスの世界ではよく耳にするものですが、今回、この「ケースバイケース」について見ていくことにします。
目次
- 「ケースバイケース」とは?意味
- 「ケースバイケース」の表現の使い方
- 「ケースバイケース」を使った例文と意味を解釈
- 「ケースバイケース」の類語や類義語
「ケースバイケース」とは?意味
「ケースバイケース」とは、英語の“case by case”から来ており、「状況に応じて」、「その場の流れに応じて」というような意味を持っています。
- 「ケースバイケース」の略語
「ケースバイケース」の略語
「ケースバイケース」を英語で書くと、“case by case”になることから、略語としては、“CBC”と表記したくなります。
しかし、英語の世界では「状況に応じて」という意味では、どちらかと言うと、“It depends”=「時と場合による」の方がポピュラーな使い方です。
そのために“CBC”の略語で使われることはほとんどないと思われます。
「ケースバイケース」の表現の使い方
「ケースバイケース」は、いつもの状態やパターンでは不測の事態が起きた時や、実際にその場に足を運んでみないと、状況が確認できないような時に、「ケースバイケース」で適切な対応をするような場合に使われます。
「ケースバイケース」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「ケースバイケース」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにします。
- 「ケースバイケース」を使った例文1
- 「ケースバイケース」を使った例文2
「ケースバイケース」を使った例文1
「年度末の3月は繁忙期となるので、スケジュールが調整することが難しいのです。ケースバイケースで予定を組み直すしかない」
どんな企業でも年度末はかなり忙しいものです。
そのためにスケジュール調整でさえ、「ケースバイケース」で立てていくしかないのです。
「ケースバイケース」を使った例文2
「お客様のトラブルの状況に応じて、ケースバイケースで対策を講じるしかない」
これもまた、「ケースバイケース」の典型的な使い方の1つですが、お客様対応の本来ならマニュアル通りにさばいていく必要がありますが、突発的なトラブルの場合は、「ケースバイケース」で対処していくことが求められます。
「ケースバイケース」の類語や類義語
「ケースバイケース」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのようなものがあるかを見ていくことにします。
- 「柔軟に」【じゅうなんに】
- 「臨機応変」【りんきおうへん】
「柔軟に」【じゅうなんに】
「柔軟に」が「ケースバイケース」の類義語として挙げることができます。
「融通を利かせて、その場に応じた対処策で当たること」、「場合に応じて対応方法を変えていく調整するスタンス」というような意味があります。
「臨機応変」【りんきおうへん】
「臨機応変」も「ケースバイケース」に近い意味があり、「その場の状況に応じて変化して適切に対応すること」ということを指しています。
「ケースバイケース」は、身近な場面でも、ビジネスシーンでも、よく出てくる言葉の1つなので、今回の活用例をしっかりと頭の中に入れて使いこなしてください。