「家庭の事情により退職」とは?! 意味を解説
この「家庭の事情により退職」は、女性の退職理由で一番多いとされています。
目次
- 「家庭の事情により退職」の意味とは?
- 「家庭の事情により退職」の表現の使い方
「家庭の事情により退職」の意味とは?
女性が職場を退職する際に、その理由としてこの「家庭の事情」とすることが多いですが、それは表向きの話で、本当の理由ではない場合がほとんどなのが実情です。
あるアンケートでもこの「家庭の事情により退職」として職場を退職した女性のうち、本当にそのような理由だったのは2割程度で、あとの8割は表向きにそのようにしただけだというデータが出ています。
では、何故本当ではないこの理由で退職するのかと言えば、そのように答えておけば引き留められることがない(家庭の都合では何も言えないから)、当たり障りがないといった理由だと考えていいでしょう。
「家庭の事情により退職」の表現の使い方
女性の本当の退職理由は、職場での人間関係、及び仕事の内容(労働環境)、そして給与についてがほとんどだと言われています。
女性の場合、その他に結婚の為という理由のこともありますが、それであれば特に隠す必要もなく、そのまま伝えることも多いでしょう(この理由でも「家庭の事情」とすることもありますが)。
要するに、堂々と人間関係がうまくいかないので、仕事内容や給与に不満があるのでなどとは言えるはずもなく、一番無難な理由としてこれを挙げているという訳です。
転職が理由の場合にも、この「家庭の事情」はよく用いられます。
尚、男性が本当の理由を言いたくない時には「一身上の都合」とするのが一般的です。
女性とは逆に「家庭の事情」としてしまうと、それについて根掘り葉掘りと聞かれることが少なくなく、反って面倒なことになってしまいます。
女性には聞けなくても、男性であればどんな都合なのかと聞けることが多いからです。
「家庭の事情により退職」は、都合のいい理由として女性がよく退職の際に用いています。
逆に、このように伝えられた側は、どうしてもという場合以外はそれ以上は聞かないのが普通です。