「永久債」とは?!永久債の現在価値についても詳しく解説
「永久債」とは、国(政府)や自治体が発行するもので、債権の1つになります。
目次
- 「永久債」とは?
- 「永久債」の現在価値とは?どのような意味?
「永久債」とは?
「永久債」は先のような債権ですが、満期という概念が存在しません。
よって、発行元自ら買い戻すという行為を行わない限り、「借りっぱなし」にすることができるという半面、ずっと利子だけ払い続ける必要があります。
そして、その満期がないことで、利率も他の債権などより高いことがほとんどです。
「永久債」の現在価値とは?どのような意味?
「永久債」は所持している限り、決まった利子が得られる債権です。
よって、それが100万円の債権だったとすると、現在の時点で100万円の価値は必ずあると同時に、利子が年利3%だとすれば、1年後の将来には103%の価値となる訳です。
しかし、お金は永久にその額面に相応する価値がある訳ではありません。
例えば、現在の100万円と1年後の100万円では、その金額で得ることのできる商品やサービスに多少ながら差が生じると考えるのが普通です。
更にこの「永久債」は発行元が買い戻さない限り、額面が戻ってくることはありません。
この分も考慮して考えると、現在価値はあくまで債権自体の額面ながら、少々割り引かないといけないかも知れません。
このように、「永久債」の現在価値については色々な考え方があるので、これらはあくまでその1つです。
「永久債」は長期的に考えると、利率のいい投資対象だと言えるかも知れませんが、いつ額面の返還が受けられるか決まっていない点から、利子だけでどれだけの利益になる(元がとれる)のかをきちんと計算して購入するべきだと言えるでしょう。