FXや投資用語の「ナンピン買い」とは?!意味を解説
FXや投資において使われる「ナンピン買い」は、上級者の買い方だと言われています。
目次
- FXや投資用語の「ナンピン買い」とは?
- FXや投資用語の「ナンピン買い」の概要
FXや投資用語の「ナンピン買い」とは?
FXや投資で使う「ナンピン買い」とは、所持しているポジション(外貨など)が値下がりした時に、慌てて売るのではなく、逆にそれを買い増す行為です。
これによって、その銘柄の平均取得価格が下がる為、その後に相場が回復してくれば損失が少なく抑えられたり、逆に利益にも繋がります。
FXや投資用語の「ナンピン買い」の概要
FXで、1ドルが110円の時に1000ドル購入したとします(以下、手数料などは考えません)。
このドルの価値が106円まで落ちてしまうと、差額の4円×1000ドル分の損失ですが、ここで更に1000ドルを「ナンピン買い」して買い増すと、所持しているドルは2000になり、平均取得価格は108円になります。
この状態で108円まで回復した時に売却すれば、損失は一切ありません。
また、109円まで上がった時点で売却すると、利益が出ることになる訳です。
このような狙いから行うのがナンピン買いですが、買い増した時点から更に下がると逆に損失を広げてしまうだけなので、上級者の買い方だと言われています。
「ナンピン買い」は、所持しているポジションの価値が買値より下がってしまった時の一種の「賭け」になると考えていいでしょう。
その為、初心者のうちは無理にこれを行わず、傷が浅いうちに売却してしまった方がいいかも知れません。