「大胆不敵」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語の中で「大胆不敵」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「大胆不敵」の意味
- 「大胆不敵」の表現の使い方
- 「大胆不敵」を使った例文と意味を解釈
- 「大胆不敵」の類語や類義語
「大胆不敵」の意味
「大胆不敵」の意味は、「度胸があり、恐いものがない様子のこと」です。
常に悠然と構えていてものごとに動じず、恐いものなしで思い切った行動をすることを言います。
神経が図太くて常に自分に自信を持ち、失敗を恐れずにあらゆるものごとに挑戦していく人を表す言葉です。
但し、それが良い意味のこともあれば、人に迷惑をかけるという悪い意味にもなります。
- 「大胆不敵」の読み方
- 「大胆不敵」の由来
「大胆不敵」の読み方
「大胆不敵」の読み方は、「だいたんふてき」になります。
よく使われる四字熟語ですのでこのまま覚えてしまいましょう。
「大胆不敵」の由来
「大胆不敵」は「大胆」と「不敵」の熟語が組み合わさってできた言葉で、中国から伝わりました。
「大胆」は「肝(きも)が大きい」ということで、「度胸があり、思い切った行動をする人」という意味の他に「図々しいこと」という意味があります。
「不敵」は「敵にならない」ということで、元々中国では「敵にかなわない」、日本では「敵を敵とも思わない」という意味で使われています。
このことから、「大胆不敵」は良い意味と悪い意味の両方で使われる様になっているのです。
「大胆不敵」の表現の使い方
「大胆不敵」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味・悪い意味両方持つ
文法的な使い方
「大胆不敵」は形容動詞として文末に使う時には「大胆不敵だ・である」となります。
副詞として使われる時には「大胆不敵に」になり、形容詞として使われる時には「大胆不敵な〇〇」になります。
良い意味・悪い意味両方持つ
意味や由来の章で紹介しましたが、「大胆不敵」は「度胸があり恐いものなしであること」と良い意味で使われる他に「人に迷惑をかける様な派手な行動をする」という悪い意味もあります。
「大胆不敵」を使った例文と意味を解釈
「大胆不敵」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「大胆不敵」を使った例文1
- 「大胆不敵」を使った例文2
「大胆不敵」を使った例文1
「大胆不敵な方法でプロジェクトを成功に導いた」
周囲の反対や懸念を押し切って思い切った戦略を図り、遂にプロジェクトを成功させたことを表しています。
「大胆不敵」を使った例文2
「2人同時に休暇を取って旅行するとは大胆不敵だ」
社内恋愛をしているカップルが2人同時に休暇を取り、旅行に出かけたことが分り、周囲が驚いています。
「大胆不敵」の類語や類義語
「大胆不敵」の類語や類義語を紹介します。
- 「向こう見ず」【むこうみず】
- 「豪胆」【ごうたん】
「向こう見ず」【むこうみず】
「結果がどうなるか考えずに行動すること」という意味です。
「豪胆」【ごうたん】
「度胸があり、ものごとに動じずにふるまうこと」という意味です。
「大胆不敵」は「度胸があり、恐いものがない様子のこと」という意味です。
良い意味・悪い意味両方で使いこなせる様になりましょう。