「手厳しい」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話などで「手厳しい」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「手厳しい」の意味
- 「手厳しい」の表現の使い方
- 「手厳しい」を使った例文と意味を解釈
- 「手厳しい」の類語や類義語
「手厳しい」の意味
「手厳しい」の意味は、「相手への対応に遠慮や気遣いがないこと」です。
相手に何かしらの対応を取る時に、相手の立場や心情などは考慮せずに、ゆるぎない態度で批判や指導をすることを言います。
決して行き過ぎではなく、あくまで「適正かつ重い対応」をする時の表現です。
- 「手厳しい」の読み方
- 「手厳しい」を分解して解釈
「手厳しい」の読み方
「手厳しい」の読み方は、「てきびしい」になります。
読み方は難しくありませんが「厳」の漢字が難しいので書ける様にしておきましょう。
「手厳しい」を分解して解釈
「手厳しい」は「手+厳しい」で成り立っています。
「手」は「身体の部分としての手」という意味ではなく、形容詞や形容動詞に接頭語として付き、意味を強調する言葉です。
「厳しい」は「少しのゆるみも許されない様子」「いい加減な対処が許されない様子」「自然現象の程度が甚だしい様子」「ものごとが緊張している状態」という意味で使われます。
これらの意味が組み合さり「とにかくいい加減な対処が許されない様子」という意味で使われています。
「手厳しい」の表現の使い方
「手厳しい」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「手厳しい」と「厳しい」の使い分け
文法的な使い方
「手厳しい」は形容詞ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「手厳しく」になります。
「手厳しい」と「厳しい」の使い分け
「手厳しい」と似た言葉に「厳しい」があります。
「手厳しい」は、あるものごとに対して人が何らかの反応をして、態度に表す時に使われ、「手厳しい意見」「手厳しいやり方」などがあります。
「厳しい」は、人の態度だけではなく、さまざまなものごとや自然現象などについても使われます。
「手厳しい」を使った例文と意味を解釈
「手厳しい」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「手厳しい」を使った例文1
- 「手厳しい」を使った例文2
「手厳しい」を使った例文1
「企画に対して部長から手厳しい評価をされた」
自分が提出した企画に対して、部長から様々な批判的な内容の事を言われたことを表しています。
「手厳しい」を使った例文2
「新商品のモニターから手厳しい意見が数多く寄せられた」
新商品を発売するにあたり、モニターとして参加した人からかなりネガティブな感想が寄せられたことを表しています。
「手厳しい」の類語や類義語
「手厳しい」の類語や類義語を紹介します。
- 「容赦ない」【ようしゃない】
- 「辛辣」【しんらつ】
「容赦ない」【ようしゃない】
「遠慮や情け深さがなく、手加減しない様子」という意味です。
「辛辣」【しんらつ】
「極めて厳しい意見や批評をすること」という意味で、「舌がひりひりするほど辛いこと」から来ています。
「手厳しい」は「相手への対応に遠慮や気遣いがないこと」という意味です。
相手に忖度をせずに容赦ない対応を取る時に使いましょう。