「ロマンス」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「ロマンス」という言葉は、その意味からはとても想像の付かない語源のある言葉です。
目次
- 「ロマンス」の意味とは?
- 「ロマンス」の表現の使い方
- 「ロマンス」を使った例文と意味を解釈
- 「ロマンス」の類語や類義語
「ロマンス」の意味とは?
「ロマンス」は、恋愛的な(自分にとって都合のいい)想像、もしくはそのような現実を意味して使われます。
「ロマンスに憧れている」とすれば、理想的な恋愛を想像しているという意味になり、「ロマンスは特に無かった」のように使えば、自分に都合のいい恋愛(自分の好みの異性が現れたり、そのような関係になること)は起きなかったと解釈してください。
この言葉は英語の“romance”が語源で、現在ではそちらでも同様の意味で使われていますが、昔は全く違う解釈で使われていた言葉で、その意味は「ローマ風な」という意味でした。
「ロマンス」の表現の使い方
「ロマンス」の表現の使い方を紹介します。
現在は先に挙げた意味で普通に使える言葉ですが、この意味は語源の「ローマ風」という意味からの発展したものです。
中世ヨーロッパの中心都市だったローマでは、様々な空想的な出来事もあったとされています。
それらをとても「ロマン」に満ちた素敵なことだと考え、そこから「素敵な恋愛」についての今の意味で使われる言葉となった次第です。
この「ロマン」とは、主に好奇心が満たされるような事柄を表して使う言葉で、これも「ロマンス」の意味の一部に含まれていると考えていいでしょう。
「ロマンス」を使った例文と意味を解釈
「ロマンス」を使った例文と、その意味の解釈です。
単なる恋愛に対して使うことはなく、いかにも素敵だと思える(ほとんど自分の理想通り)恋愛事情という解釈になる言葉です。
- 「ロマンス」を使った例文1
- 「ロマンス」を使った例文2
「ロマンス」を使った例文1
「ひと夏のロマンスを期待したが、そううまくもいかないものだ」
この夏に素敵な恋愛を期待したものの、そうはいかなかったと使っています。
悪い響きはない言葉ですが、この「ひと夏の」などと使うと、一時だけのそれといった一般的にあまりいいとは言えない表現になります。
「ロマンス」を使った例文2
「来年に受験が控えているので、今年はロマンスどころではない」
今年は理想的な恋愛のことなど考えてはいられないと言っている使い方です。
このような使い方も多い言葉で、そんなことにかまけている時間はないと言っています。
「ロマンス」の類語や類義語
「ロマンス」の類語や類義語を紹介します。
日本語で表現すると、この言葉が近いと言えるでしょう。
- 「色恋」【いろこい】
「色恋」【いろこい】
「ロマンス」よりも具体性の高い恋愛事情に対して使われる表現です。
その為、それほど近い意味ではありませんが、「色恋の1つもない夏だった」のように、近い使い方もできる言葉です。
若い頃は誰もがこの「ロマンス」に憧れるものですが、そう自分の思い通りにもいかないもので、必然的に「ロマンスを期待したものの~」といったような使われ方が多くなる言葉だと言えそうです。