「リタイア」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「リタイア」という言葉は、2つの意味で使われています。
目次
- 「リタイア」の意味とは?
- 「リタイア」の表現の使い方
- 「リタイア」を使った例文と意味を解釈
- 「リタイア」の類語や類義語
「リタイア」の意味とは?
この「リタイア」は、まず「引退」という意味で使われます。
「現役をリタイアする」といった用い方がそのままで、「そろそろリタイアしてもいい年だ」のような使い方でもすぐにこちらの意味だと分かります。
もう1つは、「途中棄権」という意味です。
例えば、「レースの途中でクラッシュした為、リタイアした」と使っていると、こちらの意味で最後まで完走できなかったことが表現されています。
「リタイア」の表現の使い方
「リタイア」の表現の使い方を紹介します。
上のような2つの意味で色々なシチュエーションで見聞きする言葉で、誰でも一度は聞いたことがあるでしょう。
「引退」という意味より、「途中棄権」の方で使われていることが多く、先の例のようなレース競技では実況で度々聞く言葉です。
どちらの意味の場合も、理由まではこの言葉だけでは分からないので、それと一緒に使われていない時には別に聞くなどするしかありません。
「リタイア」を使った例文と意味を解釈
「リタイア」を使った例文と、その意味の解釈です。
両方の意味で使っている例文を挙げていきます。
- 「リタイア」を使った例文1
- 「リタイア」を使った例文2
「リタイア」を使った例文1
「55歳で早くも会社をリタイアして、今は田舎暮らしだと聞いた」
会社を「引退」ということは、「退職」したということです。
スポーツ選手の場合は「引退」でそのまま選手からの退職も兼ねた意味になりますが、長年勤務していた会社員などのそれだと使う時には直接「退職」という解釈でいいでしょう。
「リタイア」を使った例文2
「15km地点で足がつって、残念ながらリタイアすることになった」
長距離走競技で、そこで足がつるというアクシデントによって途中棄権することとなったようです。
理由と共に使っている例で、こちらの意味ではそのような使い方が多いと考えていいでしょう。
そうでないと、どうして途中でやめてしまったのかが分からないからです。
「リタイア」の類語や類義語
「リタイア」の類語や類義語を紹介します。
それぞれ両方の意味の類語になります。
- 「隠居」【いんきょ】
- 「辞退」【じたい】
「隠居」【いんきょ】
それまで職を引退し、自宅に篭る(そのような生活になる)という意味になりますが、「退職」そのものとしてもよく使われる言葉です。
「隠居してからも5年だ」と使った時には、退職から5年という意味だと解釈していいでしょう。
「辞退」【じたい】
「途中棄権」とは少し異なりますが、使い方によって途中で自らやめてしまうことに使える言葉です。
「次の試合は辞退することにする」とした場合、次の試合に参加せずにそこで棄権すると言っているのと同じ意味です。
「リタイア」は、ここで紹介した2つのどちらかの意味だと覚えておけば問題ありません。
そのどちらなのかも簡単に区別が付くので、言葉として難しいことは特にないでしょう。