若者言葉の「ひよる」の意味とは?! 意味を解説
主に若者が好んで使っている「ひよる」は、どんな意味なのか解説していきます。
目次
- 若者言葉の「ひよる」の意味とは?
- 「ひよる」の本来の意味とは?
若者言葉の「ひよる」の意味とは?
若者の間では、この「ひよる」は「弱気になる」という解釈で使われています。
それまで勇ましかったのが急に弱気になったのを見て、「おいおい、急にひよるなよ」などという使い方になり、そのような状態になったことは「ひよった」と表現しています。
この言葉には漢字表記があり、「日和る」と表記します。
ただし、こちらで使った時には若者言葉としてではなく、下記で紹介する本来の意味になるので注意してください。
「ひよる」の本来の意味とは?
「ひよる」という言葉は、本来は「自分によって都合のいい方へ行く(つく)」という意味になります。
よって、「お前、ひよったな」と使った時には、「都合のいい方へ行ったな」という解釈になる訳ですが、これを若者言葉として考えると「弱気になったな」という意味になり、全く異なってしまいます。
その為、使っている人やシチュエーションによって、どちらなのか考えないといけないことも多々ある言葉です。
若者が使っていれば、まず「弱気になる」という意味ですが、それでも一見では分からないことが少なくありません。
例えば、ゲームの話で「あいつ、あそこで急にひよってさ」といった使い方があった時に、それだけではそこで急に弱気になったのか、それとも自分に都合のいい方へ行ってしまったのか分かりません。
この例では、「それでどうなったの?」などとその続きを聞き出すことで、初めてどちらの意味だったのか区別できます。
何故若者の間で「弱気になる」と使っているのかについては、「ひ弱」(ひよわ、弱く見える様子)という言葉から、そうなることとして「ひよる」と使われるようになったと考えられています。
漢字の「日和る」は本来の意味でしか使いませんが、平仮名の「ひよる」はどちらなのかの見極めが大切になります。
1つの方法として、一度そっちで使っていると分かった人は、その後もそちらの解釈で考えて構いません(両方で使う人はまず居ない為です)。
その人から初めて聞く時には、先のようにその後の流れから判断するのがいいでしょう。