「事件を元にした漫画」とは？！ 意味を解説

「事件を元にした漫画」の意味とは?

「事件を元にした漫画」とは、実際の起こった事件を原作とした漫画のことです。

漫画としての脚色がされていたり、登場人物が架空の名前になっていることが多いものの、その事件について詳しく分かる内容のものも多く、漫画として人気のあるジャンルの1つです。

解決した事件が原作の漫画が多いですが、未解決事件を扱っているものも少なくなく、一番見られるのは先の「三億円事件」がテーマとなっている作品でしょう。

「三億円事件」とは?

この三億円事件とは、1968年12月に起こった未だに未解決(2019年11月現在)の事件です。

その金額を輸送中の現金輸送車が襲われた数々の謎が残る事件で、その車ごと盗んでしまうという大胆不敵な手口から、世間にかなり注目されました。

想像や推測も大いに含みながら、この三億円事件に深く切り込んだ「三億円事件奇譚 モンタージュ」というその事件を元にした漫画が最近では人気です。

週刊ヤングマガジンに2010年から2015年まで5年間も掛けて連載された大作で、同じ事件を扱った漫画の中でもかなり有名です。

尚、実際のこの事件は1975年12月に公訴時効が成立しており、今後も犯人などが分かることはまずないと言われています。

事故が元になっている漫画も…

事件ではなく、実際の事故を元にした漫画も同一ジャンルとして扱われることが多いです。

そちらでは、あの福島の原発事故が題材の「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」がヒットし、事故後の原発内での過酷な労働について詳細に描かれています。

実際にそのような労働に就いていた人が作者なことから、あまりにリアルな描写だった為、一部には作者が分かってしまった(ペンネームでの発表でしたが)と言われており、その所為もあったのか分かりませんが、中締めという形で長期間連載が休止されています(2019年11月現在、再開の目処は立っていません)。