「離檀料」の意味とは?! 意味を解説
お墓の話題で「離檀料」という言葉があります。
一体どの様な意味なのか、概要を紹介します。
目次
- 「離檀料」の意味とは?
- 「離檀料」の概要
「離檀料」の意味とは?
「離檀料」とは「りだんりょう」と読み、「そのお寺の檀家をやめる時に、お寺に渡すお金のこと」です。
今までお世話になったり、お墓を守って貰ったことに対する感謝の気持ちを表すお金です。
「離檀料」には支払い義務はありません。
但し、お墓を引き取ると跡地を工事しなければならず、書類の手続きなどもあります。
本来「料金制度」ではありませんが、現代になって発生する様になったものでお金を渡すということから「離檀料」として使われる様になりました。
もちろんお寺によっては「離檀料」を受け取らないところもありますが、「手数料」として請求してくる場合もあります。
「離檀料」の概要
「離檀料」が生じる背景と相場について紹介します。
- 「離檀料」の背景
- 「離檀料」の相場
「離檀料」の背景
日本では元々「檀家制度」があり、誰でもお寺にお墓がある以上は「檀家」であり、「離檀」は認められていませんでした。
しかし現代になり、「引越しなどで遠方に住み、お墓参りができない」「高齢化が進み墓参りできない」「子供がいなくてお墓を守る人がいない」などの理由で、お墓を撤去せざるを得ないケースが増えています。
「離檀料」の相場
「離檀料」は、「お布施」とほぼ同じで、お寺への感謝の気持ちをお金に替えたものです。
特に相場はなく、お寺の格や方針、今迄のつながりの深さなどでも変わってきますが、一般的には3万円~15万円位と言われています。
法要の「お布施」と同じ程度の金額が目安ですが、お墓の「魂抜き」も考えて20万円位みておくと良いでしょう。
「離檀料」は、「そのお寺の檀家をやめる時に、お寺に渡すお金のこと」です。
諸事情によりお墓を撤去、或いは移転しなければならない時の為に覚えておきましょう。