「転妻」の意味とは?! 意味を解説
「転妻」には、きちんとした定義があるようです。
目次
- 「転妻」の意味とは?
- 「転妻」の概要
「転妻」の意味とは?
「転妻」とは、「転勤族の妻」という意味で使われる言葉で、夫が会社勤め(サラリーマン)、または官公庁に勤めており、数年おきに転勤ばかりという生活を強いられている妻がこの言葉で表現されます。
夫が転勤となった場合、家族ごとそれに付いていくか、夫のみが引越しを行い、そちらに行く単身赴任かという選択になりますが、この「転妻」は前者の妻のこととして使います。
その為、単身赴任の夫を持つ妻はこの言葉では呼びません。
転勤の度に一夫に付いて行く妻だけに使う言葉になります。
「転妻」の概要
上のような定義で使われている言葉なので、「転妻」と呼ばれる妻は夫の転勤の度に引越しを余儀なくされます。
近所の人間関係もその都度リセットされてしまうので、とても大変な思いをしていることが多いと言われています。
夫婦二人だけでの場合はまだいいものの、子供が学校に通っている年頃の場合は更に大変です。
夫が転勤する度に子供も転校しなけれればならないのは言うまでもなく、その手続きに奔走したり、新しい学校の保護者などとの関係もまた1から築いていかないといけません。
引越し自体の苦労やこのようなことだけでなく、環境が変われば毎日の買い物先や万が一の為の病院の場所なども全て新しく考えなければならず、転勤族と呼ばれる転勤の多い職業では、短いスパンだと3~5年程度で次の職場への移動を命じられます。
やっと今の環境に折角慣れてきたと思った頃にまた転勤になってしまい、もう転勤はないというポジションに就くまではその繰り返しです。
最近ではSNSなどのネットの発達から、引越したもそれらの利用によって以前の付き合いをいくらかは保てるようになったのが救いだと言われています。
しかし、ネットだけの付き合いになってしまう為、やはり「転妻」の悩みは尽きそうにありません。