「蓋し」とは?!意味を解説
この「蓋し」は、まず見掛けることはない為、意味以前に読み方さえ分からない人も多いでしょう。
目次
- 「蓋し」の1つ目の意味とは?
- 「蓋し」の2つ目の意味とは?
- 「蓋し」の3つ目の意味とは?
「蓋し」の1つ目の意味とは?
「蓋し」は、「けだし」という読み方になり、3つの意味で解釈することができる言葉です。
その1つ目として、肯定に対して使う時には「正しく」(まさしく)と言い換えることができ、「蓋し、その通りだと思う」といったような使い方の場合にはこちらの意味だと考えてください。
「蓋し」の2つ目の意味とは?
肯定表現ではなく、予想や憶測などに対して使った場合には「きっと」、「恐らく」という意味になります。
「蓋し、そうだろうと思う」のような使われ方がその例で、きっとそうだろうと思うと言っているのと同じです。
「蓋し」の3つ目の意味とは?
そして、疑問形で使った時には「多分」といった曖昧な意味になり、「蓋し、そうではないだろうか」のような使われ方がその例です。
このように、使われ方によって違う意味になる言葉の為、その後に続く文章がとても大切になります。
この言葉は、少し昔の小説ではそれなりに見掛けた言葉ですが、最近では意味が伝わらない(この言葉を知らない)ことへの懸念から、そのような媒体でもほとんど見掛けることがなくなりました。