「塩漬け株」とは?!意味を解説
この「塩漬け株」となってしまうと、扱いに困ることになるでしょう。
目次
- 「塩漬け株」とは?
- 「塩漬け株」の概要
- 不動産用語としての意味
「塩漬け株」とは?
「塩漬け株」とは、購入時より大きく価値が下がってしまった為に売るに売れず、長期間持ったままになってしまっている株式を指して使う言葉です。
多少の値下がりであれば、見切りを付けて売却してしまい、それによって得た資金で別の株式へ投資するという手がありますが、「さすがにこの値段では売れない」というレベルまで値下がりし、そのラインですっかり安定してしまっている株式だと考えてください。
例えば、2000円で購入したものが1000円すれすれのラインで日々値動きしているようなケースがこれに辺り、さすがに半額近くでは売ることができないので持ったままになってしまっている株式です。
「塩漬け株」の概要
「塩漬け」という表現から、それなりに長期間持ったままになっていないとこの言葉は使いませんが、あくまで俗語の為、これといった定義がある訳ではありません。
購入から1ヶ月程度で早くもそのように表現する人も居れば、1年以上経過して初めてそう呼ぶ場合もあります。
また、そのような株式に対して「まだまだ塩漬けしておくしかないか」などと「塩漬け」という言葉だけを使うこともできます。
不動産用語としての意味
この「塩漬け」は、株式などの相場取引だけでなく、不動産の世界でも使われている言葉です。
その場合には「買い手の付かない物件(土地)」という意味になり、「あの塩漬けになっている土地さえ何とかなれば」などと用いられます。
尚、こちらでは一応の定義があり、5年以上買い手が付いていないという場合にそのように呼んでいます(厳密なものではありませんが、慣例としてそう使われています)。
「塩漬け株」となってしまった株式は、本当に扱いに困るものです。
見限って売却した途端に値が戻り始めるといった場合も少なくない為、それが嫌で持ち続けていることになってしまっている場合も多いと言えるでしょう。