「せどり」とは?!意味を解説
いわゆる「転売ヤー」と呼ばれる人たちは、これによって利益を得ています。
目次
- 「せどり」とは?
- 「せどり」の概要
「せどり」とは?
この「せどり」とは、数ある中から価値のあるものを見抜いて購入することです。
元は古書店がこれによって仕入れの際に価値が高いと思われる本を選んでいたことに由来する言葉で、それが語源にもなっています。
本は棚に並んでいる状態だと、それぞれ背表紙しか見えません。
その「背」だけで価値を判断し、数ある中から「取る」(選ぶ)という意味で使われている言葉です。
「せどり」の概要
先の語源から、「パッと見ただけで価値を判断して仕入れる(それができる)」という意味で解釈するのが適当な言葉ながら、現在では、これなら明らかに購入金額より高く売却できるだろうという判断によって(実際に見ることなく)購入する行為に対しても普通に使っています。
よって、広く解釈すると「目利き」と言い換えることができ、何かの転売によって利益を得ている「転売ヤー」と表現される人たちは、これができるかどうか(その能力があるか)が一番大切なのは言うまでもないでしょう。
しかしながら、利益目的の転売行為はとても褒められたものではなく、この「せどり」自体がそのような不当とも言える利益を出す為の行為だと思われてしまいがちです。
本来は前述のように古書店が仕入れの際に使っていた言葉なので、悪い意味はありませんが、実際に多い使い方ではそうとられてしまったも仕方ないかも知れません。
「せどり」は、古書店だけでなく、色々な商売において必要な行為だと言えるでしょう。
少なくとも仕入れ価格より高く販売できなければ、商売として成り立たないからです。
そのような商売行為であれば分かりますが、個人でこれによって利益を得ている行為(転売ヤー)は扱うものによっては刑罰の対象になることもあるので、褒められたものではないというだけでなく、できれば行わないに越したことはありません。