「撮れ高」とは?意味や表現の使い方!
世の中には色々な言葉がありますが、「撮れ高」という言葉を聞いたことがある人は、どのくらいいるでしょうか?
この言葉は、普段の会話の中ではあまり出て来ないものです。
一体どのような意味があるのか、今回はこの「撮れ高」に迫ってみようと思います。
目次
- 「撮れ高」とは?意味
- 「撮れ高」の表現の使い方
- 「撮れ高」を使った言葉と意味を解釈
- 「撮れ高」を使った例文と意味を解釈
- 「撮れ高」の英語と意味を解釈
「撮れ高」とは?意味
「撮れ高」は、放送業界の中で使われているで業界用語の1つで、「撮影した写真や映像の中で、構図が良くて使えるものがどのくらい撮れたかという割合」を示している言葉です。
撮影した映像の中で、実際にテレビ番組の放送で使用できる部分は限られています。
数多く撮影した写真や動画の中で、撮影の対象となった人や景色が良く撮影できている比率が重視されるのですが、この時に「撮れ高」が使われることになります。
- 「撮れ高」の読み方
「撮れ高」の読み方
「撮れ高」は「とれだか」という読み方になります。
「撮れ高」の表現の使い方
「撮れ高」を使う場面は、やはり放送局や番組制作会社のスタッフの間で使われることになりますが、使える素材が多ければ多いほど、クオリティーの高い映像と言えます。
「撮れ高」を使った言葉と意味を解釈
では、実際に使われる「撮れ高」の言葉を調べてみることにしました。
- 「撮れ高悪い」
- 「撮れ高少ない」
「撮れ高悪い」
「撮れ高悪い」とは、「撮影した写真や動画で放送に使えるものが少ない」という意味になります。
せっかく長い時間をかけて撮影したものでの、使えなければ何にもなりません。
ここはカメラマンの腕の見せ所でしょう。
「撮れ高少ない」
「撮れ高少ない」とは、撮影した映像ソースで使えるものが不足している場合に「撮れ高少ない」と表現しています。
「撮れ高」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「撮れ高」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「撮れ高」を使った例文1
- 「撮れ高」を使った例文2
「撮れ高」を使った例文1
「撮影した映像素材の中で、実際に使えそうな部分が多かったので、今回の取材は撮れ高の多いものとなった」今やテレビ業界では、制作費も大幅に削られて質の高い素材を残すことが難しくなってきたようです。
そのような厳しい環境の中では、「撮り高の良い」素材を作りあげなければなりません。
「撮れ高」を使った例文2
「これだけ費用が抑えられているのだから、撮り高を意識しなくてはならない」限られた予算と貴重な時間を費やして撮影した素材が使えるようにするためには、1つひとつの撮影にも意識を集中させて撮影しなくてはなりませんね。
まるで「一発勝負」のような感じがして、失敗は絶対に許されないのでしょう。
ましてやギャラの高い芸能人が出てくるのであれば、なおさら撮影の失敗は許されないのかもしれませんね。
「撮れ高」の英語と意味を解釈
「撮れ高」を英語で表現すると、“useable footage ratio”という言葉で訳すことができます。
最近は色々な言葉が続々と生まれていますが、その中でもインターネッ使われるネットスラングが顕著なものでしょう。
しかし、ごく一部の業界の中でしか使われていない業界用語も、最近ではネットのおかげで多くの人が知るようになっています。
それでも、今回の「撮り高」のような放送業界ならではの言葉は、あまり浸透することはなさそうです。
それでも、知っておいて損はないはずです。