「トリプルスコア」とは?「ダブルスコア」や「ダブルダブル」などバスケ用語の意味を解説!
バスケットボール(以下、バスケ)という競技では、実力差があってもそれほど点差が離れないものですが、大きな差がある時には、この「トリプルスコア」になることがあります。
目次
- 「トリプルスコア」とは?バスケ用語の意味
- 「トリプルスコア」と「100点ゲーム」の違い
- 「トリプルスコア」のようなバスケ用語
「トリプルスコア」とは?バスケ用語の意味
トリプルスコアとは、バスケにおいて、3倍の得点差が付いた試合を指す言葉です。
例えば、90対30という試合結果だった時に、90点を取った方が「トリプルスコアでの圧勝だった」と表現されます。
前述のように、バスケはそれほど点差が付くスポーツではありません。
点数を取ると、次は守備側に回るという繰り返しなので、お互いにミスが出たり、すごいプレイでも出ない限り、交互に得点が入っていく仕組みだからです。
かつて、アメリカが全ての選手をNBAのスーパースターで構成した「ドリームチーム」で五輪に挑み、下馬評通り金メダルに輝いたのは有名な話ですが、その決勝戦は完勝と言われながらも127対80というスコアでした。
これくらいの点差になれば、充分に完勝だったと呼べるスポーツなのです。
「トリプルスコア」と「100点ゲーム」の違い
バスケでは、たまに「100点ゲーム」と呼ばれる試合があります。
これは、片方のチームが100点以上取った試合のことで、「100点ゲームでの圧勝」などと使われる言葉です。
両チーム間にかなりの実力差があると、それほど珍しい訳ではありませんが、バスケは試合時間はもちろん、攻撃や守備の時間まで細かく決められているスポーツなので、片方が100点を取る内容だと、大抵の試合は圧勝になります。
日本のプロバスケのBリーグでの100点ゲームを例に挙げると、102対63や103対47といった内容で、どちらも圧勝と呼んでいい得点差です。
お互いに早い点の取り合いになれば、共に100点以上取れなくもありませんが、そのような試合はまず見ることはないでしょう(その場合にも、100点ゲームと表現します)。
「トリプルスコア」のようなバスケ用語
バスケには、「トリプルスコア」や「100点ゲーム」のような独自の用語がいくつもあります。
この言葉と似た言葉と、その意味を見ていきましょう。
- 「ダブルスコア」
- 「ダブルダブル」
- 「トリプルダブル」
「ダブルスコア」
「ダブルスコア」は、上に挙げた103対47のような試合のことで、2倍以上、3倍未満の得点差が付いた試合です。
この試合は「100点ゲームで、且つダブルスコアでの完勝」と表現できます。
「ダブルダブル」
バスケでは、個人成績として得点数、アシスト数、リバウンド獲得数といった項目があり、1試合でこの中の2つの項目で2桁を記録すると、その試合において「ダブルダブル達成」となります。
「トリプルダブル」
こちらは、1試合中の得点数、アシスト数、リバウンド獲得数の全てで2桁を記録することです。
アメリカのNBAでは、100回以上このトリプルダブルを達成した名選手が存在します。
バスケでトリプルスコアになる試合はそうあるものでもなく、それだけ実力差があった時だと考えていいでしょう。