「ドテン注文」とは?!意味を解説・金融系用語
この「ドテン注文」は、1つ間違えると大損になる可能性もあるので注意が必要になります。
目次
- 「ドテン注文」とは?
- 「ドテン注文」の概要
「ドテン注文」とは?
相場用語で「ドテン」は「逆張り」を指す言葉です。
つまり、これまで「買い」のポジションを持っていた人が全て売ってしまって今度は「空売り」の方に回ったり、その逆に「空売り」していたポジションの決済から「買い」に回ることが「ドテン注文」と呼ばれます。
このように今までとは正反対の注文をするからには、もちろんそれなりの理由が絡みます。
例えば、その銘柄や外貨などの投資対象の値上がりがもうピークだと思えば売りに回った方が(値下がりすると得になるので)利益が出る可能性が高く、底値に近いと思えば買いに転じるのが利益を出すには一番だからです。
「ドテン注文」の概要
当然ですが、相場というものは水ものです。
そこがピークに近いと思って売りに転じた途端に更なる値上がりがあると、そのまま保有していれば出たはずの利益が無くなるだけでなく、空売りした分でも損になってしまいます。
このように1つ間違えると大変な損失を出してしまうこともある為、よほど相場取引に慣れた人でない場合、このドテン注文は大きな賭けになると考えておけないといけません。
一度ドテン注文でうまくいったからといって、次も同様になるとは限りません。
相場の世界では同じ値動きは二度とないと言われているように、どれだけ経験を積んだ人でもこのドテン注文には大きなリスクが絡むと言われています。