「オヤジギャル」とは?!意味を解説
この「オヤジギャル」は、ある漫画家が生み出した言葉で、1990年代には流行語になったこともありました。
目次
- 「オヤジギャル」とは?
- 「オヤジギャル」の概要
- 中尊寺ゆつこ氏について
「オヤジギャル」とは?
「オヤジギャル」は、「オヤジ」と呼ばれる中年男性のようなような行動をとる若い女性に対して指して使われます。
例えば、昼食で立ち食いソバを食べる、会社帰りに屋台で一杯といったような、およそ若い女性とは無縁と思われる言動から、そのように呼ばれるようになりました。
この言葉は流行った1990年代にそのような女性が多く見られたことから、時事風刺ネタの漫画やエッセイを得意としていた中尊寺ゆつこ氏がこのように発し、そこから広まった言葉です。
「オヤジギャル」の概要
「オヤジギャル」の特徴は、先のように「まるでオヤジのようだ」と思われる行動です。
挙げた他にも、電車の中ではスポーツ新聞に夢中、夕方になると栄養ドリンクを一気飲みするといった行動が「オヤジギャル」にはよく見られがちです。
近年ではこの言葉ではなく、「おっさん女子」と呼ばれることの方が多くなってきましたが、意味はこの「オヤジギャル」と一緒です。
中尊寺ゆつこ氏について
この言葉を生み出した中尊寺ゆつこ氏は、1990年代にはテレビにコメンテーターとして出演していたことも多く、そのような場で発したこの言葉が流行ることとなりました。
尚、「中尊寺ゆつこ」はペンネームであり、本名は小林幸子と言います。
このことが分かると、テレビなどでその本人を見たことが無かった人は、あの演歌歌手の小林幸子氏と勘違いすることがありましたが、もちろん全くの別人で、「小林幸子」と書いて「こばやしゆきこ」と読みます。
時事ネタや社会風刺をうまく用いた作品で人気でしたが、2005年に病気の為、42歳の若さで亡くなっています。
「オヤジギャル」は、今でいう「おっさん女子」と同じだと解釈してください。
今の若者はこちらの言葉で知っている人の方が多いでしょう。