「ゲーゲンプレス」とは？！意味や概要

「ゲーゲンプレス」とは?

「ゲーゲンプレス」という表現は、「サッカーの試合で、敵にボールを奪われたらすぐに守備を固めてプレスをかけることでカウンター攻撃を狙う戦術」や「攻守の入れ替えを素早く行うショートカウンター戦術」のことを意味しています。

「ゲーゲンプレス」という言葉はドイツ語であり、「ゲーゲン(gegen)」は「カウンター」を意味しています。

そのため、「ゲーゲンプレス」は、英語で「カウンタープレス」という言い方がされることもあります。

ドルトムント時代のユルゲン・クロップ監督が、この「ゲーゲンプレス」を効果的に使用してブンデスリーガ連覇を達成したことから、「ゲーゲンプレス」は「クロップ戦術」とも呼ばれることがあります。

「ゲーゲンプレス」の概要:メリットとデメリット

現代のサッカーで有効なカウンター攻撃を生み出す「ゲーゲンプレス」ですが、そのメリットは「攻守の切り替えが迅速なので、ボールさえ奪えればディフェンスの不安が減ること」にあります。

更に、「攻め込んだ位置でボールを奪われば、迅速かつ効果的なカウンター攻撃にすぐに移れる」という「ゲーゲンプレス」のメリットも指摘できるでしょう。

ただし「ゲーゲンプレス」には、メリットだけではなくてデメリット(弱点)もあります。

「ゲーゲンプレス」は、「前線で攻守をスピーディーに展開するカウンター戦術」であるため、「カウンター攻撃で有利になるが、ディフェンスラインが上がってしまうので敵のカウンター攻撃にも弱い」や「ボールを奪われるとすぐに自陣で人的不利に陥る」というデメリット(弱点)が指摘されるのです。