「堰が切れる」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「堰が切れる」とは?意味

「堰が切れる」には、「抑えられていたものが、堪えられずに一気にあふれ出る」という意味があります。

• 「堰が切れる」の読み方
• 「堰が切れる」の由来

「堰が切れる」の読み方

「堰が切れる」の読み方は、「せきがきれる」になります。

「堰が切れる」の由来

「堰が切れる」という言葉は、「川の流れが堰を壊してあふれ出る様子がもとになってできた言葉」と言われています。

「堰が切れる」の表現の使い方

「堰が切れる」の表現の使い方を紹介します。

「堰が切れる」は、「抑えられていたものが、堪えられずに一気にあふれ出る」を意味します。

そこで、それまで抑えていたものが、こらえられなくなってしまい、どっとあふれ出る様子を見た時、「堰が切れる」という言葉を使ってみましょう。

例えば、感動的な映画を見ている時、泣きたくなるかもしれません。

しかし、周囲の目を気にして、泣かないように我慢していた人が、最後にこらえきれず、どっと涙を流してしまうかもしれません。

このような様子は、「感動的な映画のラストで、堰が切れたように泣く」などと、「堰が切れる」という言葉を使って表現できます。

「堰が切れる」を使った例文や短文など

「堰が切れる」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「堰が切れる」を使った例文1
• 「堰が切れる」を使った例文2

「堰が切れる」を使った例文1

「ダイエットを終えて、『堰が切れる』ように大食いする」

この例文は、ダイエット中のため、抑えられていた食欲が、ダイエットを終えたことで我慢できなくなり、食欲があふれだして大食いしてしまったという文章になります。

このように「堰が切れる」には、「抑えられていたものが、こらえきれず、どっとあふれ出る」という意味があります。

「堰が切れる」ように食べてしまうと、ダイエットが台無しになるかもしれません。

「堰が切れる」を使った例文2

「趣味が合う人と出会い、『堰が切れる』ように、話をする」

この例文は、趣味が合う人と出会えたため、それまで抑えてきた趣味への思いを、思い切り話してしまったという文章になります。

マニアックな趣味を持っている人は、そのことを話す相手がなかなかみつからないため、もし出会えたら、「堰が切れる」ように語り合うかもしれません。

「堰が切れる」の類語や類義語・言い換え

「堰が切れる」の類語や類似を紹介します。

• 「溢れ出る」【あふれでる】
• 「堪忍袋の緒が切れる」【かんにんぶくろのおがきれる】

「溢れ出る」【あふれでる】

「溢れ出る」には、「液体などが範囲から外に出ること」「内から外へこぼれ出ること」という意味があります。

「コップから水が溢れ出る」などという使い方をします。

「溢れ出るやる気」など、感情が外に出る時にも使われます。

「堪忍袋の緒が切れる」【かんにんぶくろのおがきれる】

「堪忍袋の緒が切れる」には、「怒りを我慢していたものの、限界を越えてしまうこと」という意味があります。

「ふざけ過ぎる生徒に対して、先生の堪忍袋の緒が切れる」などという使い方をします。