「ピーキー」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「ピーキー」は、元となった英語がありますが、カタカナ語独自の解釈で使っている言葉です。
目次
- 「ピーキー」の意味とは?
- 「ピーキー」の表現の使い方
- 「ピーキー」を使った例文と意味を解釈
- 「ピーキー」の類語や類義語
「ピーキー」の意味とは?
「ピーキー」とは、頂点の時には活発になるものの、それ以外ではパッとしない、大人しいという意味で用いられているカタカナ語です。
車やバイクなどのエンジンの性能によく使われる表現で、その場合には、回転数が高いほど性能を発揮するエンジンだと表している言葉になります。
エンジンが発揮するパワーのことを「トルク」と表現しますが、回転数が高いほどこのトルクが上がるエンジンは「ピーキーなエンジン」と呼ばれ、逆に低回転ではあまり性能的にパッとしないという意味も含んだ使い方になります。
「ピーキー」の表現の使い方
「ピーキー」の表現の使い方を紹介します。
エンジンに使っている例を挙げましたが、人に対しても使える言葉で、「あの人はピーキーな性格だから」などと使った時には、いわゆるテンションが上がると活発的になるものの、普段は大人しく目立たない人だと解釈していいでしょう。
つまり、何かしらが頂点にならないと本来の性能や性格が発揮できない(そうとはならない)という意味の言葉だと考えると分かりやすく、そのいい例がエンジンに対して使っている場合です。
英語の“peaky”からきている言葉ながら、その意味の「とがっている」とはまた違い、日本語独自の意味として用いられています。
「ピーキー」を使った例文と意味を解釈
「ピーキー」を使った例文と、その意味の解釈です。
あまりいい意味の言葉ではないのは、ここまでに挙げてきた使い方からも分かるでしょう。
- 「ピーキー」を使った例文1
- 「ピーキー」を使った例文2
「ピーキー」を使った例文1
「性能がピーキーでは、信頼性や耐久性に不安が残る」
頂点(最高)の状態でしか正しい性能を発揮できないような製品に使っていると考えてください。
その為、常にフルパワーでしか運用できず、少しでも能力を落とすと途端に使い物にならなくなり、更にフルパワー運用が常なので、耐久性にも疑問があると言っています。
「ピーキー」を使った例文2
「ピーキーなタイヤなだけに、すぐに交換が必要になりそうだ」
山がきちんと残っている状態では抜群の性能を発揮するものの、少しでもそれが無くなってくると急に性能的に怪しくなるタイヤだと使っています。
このようなタイヤは長くは持たない為、例文のように早めの交換が推奨されます。
「ピーキー」の類語や類義語
「ピーキー」の類語や類義語を紹介します。
同じ意味ではないものの、よく似た表現だと言える言葉です。
- 「扱いにくい」【あつかいにくい】
「扱いにくい」【あつかいにくい】
「扱いが難しい」としても同じ意味で、「ピーキー」の頂点でしか本来の性能が発揮できないことから転じて、似た意味で使える言葉となっています。
特に機械物に関しては、ピーキーでは扱いにくいと言わざるを得ないでしょう。
「ピーキー」は人に対して使うと決していい表現にはならない為、そのような人だと思った場合でも直接そう使うようなことは避けた方がいいでしょう。