「TPO」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
会社で研修を受ける時などに「TPO」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「TPO」の意味
- 「TPO」の表現の使い方
- 「TPO」を使った例文と意味を解釈
- 「TPO」の類語や類義語
「TPO」の意味
「TPO」の意味は、「その時と場所に合わせたふるまいのこと」です。
社会人になると、仕事の中でオフィスで内勤をしたり、取引先を訪問したり、結婚式に呼ばれたりすることもあります。
悪目立ちしたり主賓に恥をかかせない様に、その時の目的に応じた服装やふるまいをすることを言います。
- 「TPO」の読み方
- 「TPO」の由来
「TPO」の読み方
「TPO」の読み方は、「ティーピーオー」になります。
「とっぽ」などと勝手に読まない様にしましょう。
「TPO」の由来
「TPO」はそれぞれ、「T=time(時間)」「P=place(場所)」「O=occasion/opportunity(場合)」という単語の頭文字を取った言葉です。
「TPO」は1963年の東京オリンピックの頃に、ファッション雑誌VANにより、当時の若者に向けてファッションの使い分けを示す為に使われた言葉です。
外国人観光客が増えることを考えて、日本人として恥ずかしくないファッションマナーを身に付ける目的があったとされています。
「TPO」の表現の使い方
「TPO」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 服装だけではなくふるまいも含まれる
文法的な使い方
「TPO」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「TPOをわきまえる」「TPOを考える」などになります。
使い方は限られていて、変化形もありません。
服装だけではなくふるまいも含まれる
「TPO」は元々ファッション用語でしたが、服装にふさわしいたちふるまいをするという意味も含まれています。
場の雰囲気を大切にして、社会人としてふさわしい態度を取ることも求められる表現なのです。
「TPO」を使った例文と意味を解釈
「TPO」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「TPO」を使った例文1
- 「TPO」を使った例文2
「TPO」を使った例文1
「結婚式の披露宴に招待されたので、TPOをわきまえてきちんとしたドレスを購入した」
結婚式の披露宴は正式なイベントですので、普段着やちょっとしたオシャレ着などではマナー違反にあたります。
その場の雰囲気を壊さない様に、ドレスアップすることも大切で、しかも花嫁を立てる様に一歩引いたデザインにする必要があります。
「TPO」を使った例文2
「取引先を訪問するというので、TPOを考えて髭を剃ることにした」
取引先を訪問することになり、清潔感を出す為に伸ばしていた髭を剃ったことを表してます。
「TPO」の類語や類義語
「TPO」の類語や類義語を紹介します。
- 「臨機応変」【りんきおうへん】
- 「当意即妙」【とういそくみょう】
「臨機応変」【りんきおうへん】
「その場に応じて適切に変化しながら行動すること」という意味です。
「当意即妙」【とういそくみょう】
「その場に応じてすぐに機転を利かせること」という意味です。
「TPO」は「その時と場所に合わせたふるまいのこと」という意味です。
社会人として意味や使い方を覚えておきましょう。