「取っ付きにくい」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「取っ付きにくい」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「取っ付きにくい」の意味
- 「取っ付きにくい」の表現の使い方
- 「取っ付きにくい」を使った例文と意味を解釈
- 「取っ付きにくい」の類語や類義語
「取っ付きにくい」の意味
「取っ付きにくい」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「ものごとのやり方が分らなかったり、慣れない環境などで、手をつけにくいこと」です。
やっていくうちに慣れてくるとは分かっていても、最初にやりにくいと思うことを言います。
2つ目は「強面だったり、威厳があるなどで、親しみが持てない様子のこと」です。
相手の顔立ちが怖そうだったり、堂々とし過ぎたりして付きあいにくいと感じることを言います。
- 「取っ付きにくい」の読み方
- 「取っ付きにくい」を分解して解釈
「取っ付きにくい」の読み方
「取っ付きにくい」の読み方は、「とっつきにくい」になります。
文章によっては全て平仮名表記することもあります。
「取っ付きにくい」を分解して解釈
「取っ付きにくい」は「取っ付き+にくい」で成り立っています。
「取っ付き」は動詞「取り付く」の連用形で、「しっかりとつかむ」「ものごとを始める」「人に接する」「悪い病気やもものけがつく」という意味です。
「にくい」は漢字で「難い」と書き、動詞の連用形に付いて「~することがむずかしい」「~しづらい」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「ものごとを始めづらい」「人に接しにくい」という意味で使われています。
「取っ付きにくい」の表現の使い方
「取っ付きにくい」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ネガティブな意味で使われる
文法的な使い方
「取っ付きにくい」は形容詞ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「取っ付きにくく」になります。
口語的な表現ですので、「あの人は取っ付きにくい」という単文で使うことが多くなります。
ネガティブな意味で使われる
「取っ付きにくい」は相手に対して「話しかけにくい」「親しみにくい」という意味です。
あくまで言う人の主観であり、他の人がそう思わないこともあります。
人に対して使うと悪口になりますので、十分に注意しましょう。
「取っ付きにくい」を使った例文と意味を解釈
「取っ付きにくい」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「取っ付きにくい」を使った例文1
- 「取っ付きにくい」を使った例文2
「取っ付きにくい」を使った例文1
「今度の中途採用は無口で取っ付きにくい」
中途採用で入社してきた人が、普段から無口で話しかけにくい人であることを表しています。
「取っ付きにくい」を使った例文2
「取っ付きにくい人だと思ったら、意外に明るくて気さくな人だった」
第一印象が悪くてずっと敬遠していた人が、話してみると明るくて打ち解けやすい人だったことを表しています。
「取っ付きにくい」の類語や類義語
「取っ付きにくい」の類語や類義語を紹介します。
- 「気難しい」【きむずかしい】
- 「つれない」【つれない】
「気難しい」【きむずかしい】
「自分のやり方にこだわり、扱いにくい性格であること」という意味です。
「つれない」【つれない】
「薄情であること」「わざと知らんぷりをすること」という意味です。
「取っ付きにくい」は「ものごとのやり方が分らなかったり、慣れない環境などで、手をつけにくいこと」「強面だったり、威厳があるなどで、親しみが持てない様子のこと」という意味です。
何となくイメージで付き合いにくい人に対して使いましょう。