「気難しい」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「気難しい」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「気難しい」の意味
- 「気難しい」の表現の使い方
- 「気難しい」を使った例文と意味を解釈
- 「気難しい」の類語や類義語
「気難しい」の意味
「気難しい」の意味は以下の3つです。
1つ目は「神経質であったり、プライドが高かったりして扱いにくいこと」です。
その人が性格的に他の人達と合わせるのが難しいことを言います。
2つ目は「常に不機嫌であること」で、何をしてもつまらない、不愉快だと感じてしまう人のことを言います。
3つ目は「気分がすぐれないこと」で、こちらは古い表現で現代ではあまり使われません。
- 「気難しい」の読み方
- 「気難しい」を分解して解釈
「気難しい」の読み方
「気難しい」の読み方は、「きむずかしい」「きむつかしい」になります。
一般的には「きむずかしい」と読みます。
「気難しい」を分解して解釈
「気難しい」は「気+難しい」で成り立っています。
「気」は「息」「意識」「ものごとに対する心の動き」「精神」「気分」「心遣い」「興味や関心」「自分の意志」という多くの意味があります。
「難しい」もまた、「理解しにくい」「解決できない」「実現不可能である」「扱いが面倒な人」「好みがうるさい」「不機嫌なこと」「不愉快なこと」という多くの意味があります。
つまり、「気」は「その人の心の動き全て」を表し「心の動きが理解できない人」「気持ち的の扱いが面倒な人」という意味で使われています。
「気難しい」の表現の使い方
「気難しい」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良くない意味で使われる
文法的な使い方
「気難しい」は形容詞で、文末にそのまま使えます。
名詞を修飾して「気難しい〇〇」と使ったり、副詞として「気難しく」と使うこともあります。
良くない意味で使われる
「気難しい」は、周囲の人達から見て「声をかけにくい」「付きあいにくい」と思われている時に使います。
自分に対してではなく、周囲からその人を見て使われる言葉で、よくない意味になります。
「気難しい」を使った例文と意味を解釈
「気難しい」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「気難しい」を使った例文1
- 「気難しい」を使った例文2
「気難しい」を使った例文1
「彼は気難しい性格なので仕事中に話しかけない方がいい」
いつも不機嫌な様子ですが、特に仕事の邪魔をされるのが嫌いですので、手が空くまで待った方がいいとアドバイスしています。
「気難しい」を使った例文2
「部長は気難しい人だがゴルフの話になると笑顔になる」
仕事の話の時は不機嫌なことが多い部長ですが、ゴルフの話になると態度が変わって愛想が良くなることを表しています。
「気難しい」の類語や類義語
「気難しい」の類語や類義語を紹介します。
- 「へそ曲がり」【へそまがり】
- 「偏屈」【へんくつ】
「へそ曲がり」【へそまがり】
「考え方や言動が素直でなく、ひねくれていること」という意味です。
「偏屈」【へんくつ】
「素直な性格ではなく、かたよった考え方をすること」という意味です。
「気難しい」は主に「神経質であったり、プライドが高かったりして扱いにくいこと」「常に不機嫌であること」の2つの意味で使われます。
どうも扱いにくいと思う人に対して使いましょう。