「辺りを払う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「辺りを払う」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「辺りを払う」の意味
- 「辺りを払う」の表現の使い方
- 「辺りを払う」を使った例文と意味を解釈
- 「辺りを払う」の類語や類義語
「辺りを払う」の意味
「辺りを払う」の意味は以下の2つです。
1つ目は「他の人を近くに寄せ付けないこと」という意味です。
最重要なことや秘密にしたいことがある時に、関係のない人を遠ざけることを言います。
2つ目は「非常に威厳があり、側に寄り付けない雰囲気であること」という意味です。
堂々としていて一般の人には神々しく見えてしまい、とても軽々しく側に寄れない雰囲気があることを言います。
- 「辺りを払う」の読み方
- 「辺りを払う」を分解して解釈
「辺りを払う」の読み方
「辺りを払う」の読み方は、「あたりをはらう」になります。
「まわりをはらう」と読み間違わない様にしましょう。
「辺りを払う」を分解して解釈
「辺りを払う」は「辺り+を(助詞)+払う」で成り立っています。
「辺り」は「ある範囲の周り、付近」「その一帯」「その頃」「ものごとの例え」「その程度」など数多くの意味があります。
「払う」は「邪魔なものやいらないものを手や道具で取り除く」「わきへ追いやる」「偉い人の為に他の人を去らせる」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「偉い人のいる周りに他の人を寄せつけない」という意味で使われ「威厳があって近寄りがたい」という意味に変化したのです。
「辺りを払う」の表現の使い方
「辺りを払う」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 偉い人が使う言葉である
文法的な使い方
「辺りを払う」は動詞を伴った表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「辺りを払い」になります。
偉い人が使う言葉である
「辺りを払う」は、「偉い人が一般の人を側に寄せ付けないこと」という意味です。
ビジネスでは何か重要な会議をしたり、大企業の社長などが使う言葉です。
普通の人が使うと「生意気」と思われてしまうので注意しましょう。
「辺りを払う」を使った例文と意味を解釈
「辺りを払う」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「辺りを払う」を使った例文1
- 「辺りを払う」を使った例文2
「辺りを払う」を使った例文1
「重要な商談をする為に、辺りを払える高級料亭を予約した」
重要な商談をする為に、完全な個室でゆったりと話ができる高級料亭を選んだことを表しています。
「辺りを払う」を使った例文2
「今度の社長は堂々として辺りを払う威厳がある」
新しく就任した社長が、威厳と風格があり、近寄りがたい程の雰囲気があることを表しています。
「辺りを払う」の類語や類義語
「辺りを払う」の類語や類義語を紹介します。
- 「人を寄せ付けない雰囲気」【ひとをよせつけないふんいき】
- 「取っ付きにくい」【とっつきにくい】
「人を寄せ付けない雰囲気」【ひとをよせつけないふんいき】
「人に恐怖や緊張感を感じさせて、常に話しかけにくい状態の人のこと」という意味です。
「取っ付きにくい」【とっつきにくい】
「やりにくい」「親しみが持てない」「付きあいづらい」などのネガティブな意味です。
「辺りを払う」は「他の人を近くに寄せ付けないこと」「非常に威厳があり、側に寄り付けない雰囲気であること」という意味があります。
偉い人同士が密談をしている時などに使いましょう。