「慎み深い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「慎み深い」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「慎み深い」の意味
- 「慎み深い」の表現の使い方
- 「慎み深い」を使った例文と意味を解釈
- 「慎み深い」の類語や類義語
「慎み深い」の意味
「慎み深い」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「心を引きしめ、軽はずみな言動をしない様にすること」という意味です。
常に冷静にものごとを判断して、間違ったことや常識外れなことをしない様に自分をコントロールできることを言います。
2つ目は「遠慮がちで控えめなこと」という意味です。
すぐに自分の考えを表情や言葉に出さず、相手を立てる様に配慮することを言います。
- 「慎み深い」の読み方
- 「慎み深い」を分解して解釈
「慎み深い」の読み方
「慎み深い」の読み方は、「つつしみぶかい」になります。
「しんみぶかい」と読み間違わない様にしましょう。
「慎み深い」を分解して解釈
「慎み深い」は「慎み+深い」で成り立っています。
「慎み」は動詞「慎む」の連用形で、「過ちがない様に気を付ける」「度を越さない様に節制する」という意味があります。
「深い」は「奥行きの距離があること」という意味の他に、接尾語として「程度が甚だしい様子」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「とにかく過ちがない様にすること」「努めて度を越さない様にすること」という意味で使われています。
「慎み深い」の表現の使い方
「慎み深い」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味で使う
文法的な使い方
「慎み深い」は形容詞ですので、文末にそのまま使ったり、「慎み深い人」など名詞を修飾する言葉として使えます。
副詞として使う時には「慎み深く」になり、派生語として「慎み深さ」という名詞形があります。
良い意味で使う
「慎み深い」は、控え目で上品という良い意味で使われます。
日本では謙遜することが美徳という考え方がありますが、「慎み深い」は正にその様な日本的なおしとやかさや品の良さを表す言葉です。
「慎み深い」を使った例文と意味を解釈
「慎み深い」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「慎み深い」を使った例文1
- 「慎み深い」を使った例文2
「慎み深い」を使った例文1
「彼はパーティーの主賓なのに慎み深く振る舞っている」
その人の為に開いたパーティなのですが、自分ばかり目立たない様に他に対して気配りをしている様子を表しています。
「慎み深い」を使った例文2
「社長になってからも相変わらず慎み深い態度のままだ」
ビジネスに成功してトップに上り詰めても、偉ぶったり横暴な態度を取らず、自制していることを表しています。
「慎み深い」の類語や類義語
「慎み深い」の類語や類義語を紹介します。
- 「奥ゆかしい」【おくゆかしい】
- 「謙虚」【けんきょ】
「奥ゆかしい」【おくゆかしい】
「こまやかな気配りができる」「上品で素敵」など、主に女性の控え目な態度を表す言葉です。
「謙虚」【けんきょ】
「決して偉そうにせず、人を立てようとする気持ちがあること」という意味です。
「慎み深い」は「心を引きしめ、軽はずみな言動をしない様にすること」「遠慮がちで控えめなこと」という意味があります。
日本人らしい控え目な気持ちを持っている人に対して使いましょう。