「さておき」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「さておき」という表現は、話の流れを変える時によく用いられます。
目次
- 「さておき」の意味とは?
- 「さておき」の表現の使い方
- 「さておき」を使った例文と意味を解釈
- 「さておき」の類語や類義語
「さておき」の意味とは?
「さておき」とは、「そこまでの内容は置いておいて」という意味で使う接続詞の1つです。
「それはそれとして」と置き換えると分かりやすいと思います。
「苦労したのは分かったが、それはさておき、明日からのことだが~」のように、相手の話から自分の話に切り替えたいという時にもよく用いられる言葉で、「その話はもういいので」といったニュアンスも含まれていると考えていいでしょう。
「さておき」の表現の使い方
「さておき」の表現の使い方を紹介します。
話の流れを変えたい時には上のように、「それはさておき」という形にして使うことが多いですが、「その話はさておき」(その話は置いておいて)のように使うこともできます。
また、「そんなことはさておき」と話以外に対して使うこともできる言葉で、その場合は「資料作りはさておき、営業に出る方が優先だ」のように用いて、「それよりもこちらの方が」という解釈になります。
「さておき」を使った例文と意味を解釈
「さておき」を使った例文と、その意味の解釈です。
相手の話がもう充分だと思った時にそれとなく使うと、比較的スムーズに自分の話に切り替えることができる言葉です。
- 「さておき」を使った例文1
- 「さておき」を使った例文2
「さておき」を使った例文1
「それについてはひとまずさておき、例の件の話に移りたい」
そのことについてはひとまず置いてき、例の件に話を変えたいと使っています。
この「ひとまずさておき」という形もこの「ひとまず」の使い方でよく見聞きします。
「さておき」を使った例文2
「次の日曜はゴルフはさておき、家族サービスだ」
日曜日にはゴルフは置いておいて、家族サービスをしないといけないと言っていると解釈できます。
話を変える時以外には、このような使い方が多いです。
「それはどうでもいいので」と意味していると考えていいでしょう。
「さておき」の類語や類義語
「さておき」の類語や類義語を紹介します。
どちらも同様の意味があります。
- 「閑話休題」【かんわきゅうだい】
- 「ともあれ」【ともあれ】
「閑話休題」【かんわきゅうだい】
「閑話休題、彼の話になるけど~」などと、「それはさておき」と置き換えられる表現ですが、少々難しい言葉になるので、使える場面が限られます。
会議などでは普通に使えますが、仲のよい関係で話しているような時にはこの言葉堅過ぎるので向いていません。
また、話の流れを変える時以外には使えない表現です。
「ともあれ」【ともあれ】
「それはともあれ」とすると、「それはさておき」と同様の意味で使うことができます。
そして、こちらは「ともあれ、早く次の場所に向かってくれ」といったように、話以外にも使える表現なので、「さておき」の言い換えとしてとても適しています。
「さておき」は、一方的に話を切り替えたい意図から使うことが多いですが、特に失礼や悪い表現にはならない為、ビジネスでもよく用いられます。