「託ける」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「託ける」という表現は「仕事に託けて育児をなおざりにしていました」や「荷物を届けるように託ける」などの文章で使われますが、どんな意味があるのでしょうか?
「託ける」の表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」などについて、詳しく解説していきます。
目次
- 「託ける」の意味
- 「託ける」の表現の使い方
- 「託ける」を使った例文と意味を解釈
- 「託ける」の類語や類義語
「託ける」の意味
「託ける」という表現は、「本来関係のない別の物事と結びつけて、自分に都合の良い口実(理由)にすること」を意味しています。
「託ける」というのは、「ある行為や結果について、(直接的な関わりのない)他の物事のせいにすること」を意味している表現なのです。
「託ける」を「かこつける」ではなく「ことづける」と読むこともありますが、その場合は「人に頼んで伝言してもらうこと、品物を取り次いでもらうこと」の意味になります。
- 「託ける」の読み方
「託ける」の読み方
「託ける」の読み方は、「かこつける」あるいは「ことづける」になります。
「託ける」の表現の使い方
「託ける」の表現の使い方を紹介します。
「託ける」の表現は、「~に託けて~する(~を口実にして~する)」や「~に託ける(ある出来事・行為を~のせいにする)」という文章の形式で使う使い方が多い表現です。
例えば、「ちょっとした用事に託けて、1時間以上もオフィスを留守にしていました」というような文章で使うことができます。
また「託ける(ことづける)」と読む時には、「人に頼んで伝言や品物の取り次ぎをしてもらう時」に使うという使い方になります。
「託ける」を使った例文と意味を解釈
「託ける」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「託ける」を使った例文1
- 「託ける」を使った例文2
「託ける」を使った例文1
「娘が夜間のバイトに託けて、バイトが終わってからも深夜に友人と遊び歩くことが増えて心配です」
この「託ける」を使った例文は、「娘が夜間のバイトを都合の良い口実にして」という意味で、「託ける」の表現を使っています。
「託ける」を使った例文2
「私は担当者にプレゼンの資料ができあがったら、すぐにメールに添付して送るようにと託けていました」
この「託ける」を使った例文は、「託ける(ことづける)」という表現を、「すぐにメールに添付して送るようにと言い伝えていました」という意味を持つ文脈で使用しています。
「託ける」の類語や類義語
「託ける」の類語や類義語を紹介します。
- 「口実にする・言い訳する」
- 「伝言する・取次ぎを頼む」
「口実にする・言い訳する」
「託ける(かこつける)」という表現は、「直接的に関係のない物事と結びつけて、都合の良い口実にしたり言い訳したりすること」を意味しています。
「口実にする」とは、「都合の良い理由・理屈にすること」を意味する表現です。
その意味から、「託ける」と良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「口実にする・言い訳する」を上げられます。
「伝言する・取次ぎを頼む」
「託ける(ことづける)」という言葉は、「他人に頼んで伝言すること」や「人に品物などの取次ぎ(送り付け)をしてもらうこと」を意味しています。
この意味合いから、「伝言する・取次ぎを頼む」という表現を、「託ける」の類義語として解釈することができます。
この記事で解説した「託ける」の表現には、「本来関係のない物事と結びつけて、口実(言い訳)にすること」や「人に頼んで伝言や品物の送り届けをしてもらうこと」などの意味があります。
「託ける」の類語・類義語として、「口実にする・言い訳する」「伝言する・取次ぎを頼む」などがあります。
「託ける」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。