「理屈」とは?意味や使い方!例文や解釈
「理屈」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「理屈」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「理屈」とは?
- 「理屈」の表現の使い方
- 「理屈」を使った言葉と意味を解釈
- 「理屈」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「理屈」の反対語
- 「理屈」の類語や類義語・言い換え
- 「理屈」の英語と解釈
「理屈」とは?
「理屈」とは筋の通った考え、道理、物事がそうなる理由、無理にこじつけた論理といった複数の意味合いがある言葉です。
- 「理屈」の読み方
「理屈」の読み方
「理屈」とは「りくつ」と読みます。
「理屈」の表現の使い方
「理屈」とは複数の意味合いがある言葉です。
筋の通った考え、道理という意味では「理屈に合う」という風に使います。
無理にこじつけた理由、論理という意味においては「理屈をつけて文句を言いたいだけだ」「理屈をこねる」などと使います。
この場合の「理屈」はいい意味合いではないと言えるでしょう。
そして物事がそうなる理由、ことわりという意味では「理屈ではわかる」「理屈はそうだが、私の気持ちがついていかない」などと使います。
「理屈」という言葉がどのような意味合いなのかは前後にある言葉、雰囲気といったものから判断するようにしましょう。
「理屈」を使った言葉と意味を解釈
「理屈」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「理屈屋」
- 「理屈責め」
- 「理屈詰め」
- 「理屈と膏薬はどこへでも付く」
「理屈屋」
「理屈屋」とは何事においても、すぐに「理屈」を言い立てる人のことを言います。
正しい言い分であってもあまりにも「理屈」を言い過ぎますと話そのものが広がらず終わってしまうこともありますし、どこか頭が固い人といったニュアンスもありますので、それほどいい意味では使われない印象となります。
「理屈屋の彼女が黙ってオッケーするとは、珍しいこともある」「言うだけなら誰でもできるし、簡単なの、あなたって本当に理屈屋」「理屈屋の上司は、正論かもしれないが指摘が厳しすぎる」などと使います。
「理屈責め」
「理屈責め」とは「理屈」を言い立てて、相手を困らせることを言います。
「そんな理屈責めをしても、仕方がないだろう」「理屈責めをしたところで、彼女は論点をすり替えるだけだから無意味だ」「理屈責めよりも人情に訴えた方が、まだ心に響くのではないか」などと使います。
「理屈詰め」
「理屈詰め」とは、理屈を言い立てて、相手を屈服させようとすることを言います。
「理屈責め」と同じ意味合いとなります。
「理屈と膏薬はどこへでも付く」
膏薬がどこにでも貼り付くように、どのようなことでも「理屈」をつけようと思えばつけることができるという意味になります。
「理屈と膏薬はどこへでも付くとは言うが、ここまで自分勝手な理屈はあきれるて物も言えない」などと使います。
「理屈」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「理屈」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「理屈」を使った例文1
- 「理屈」を使った例文2
- 「理屈」を使った例文3
「理屈」を使った例文1
「毎日、理屈をこねて、私を困らせるのはいい加減にしてくれ」
無理にこじつけた理由、論理などをあれこれと言うことを「理屈をこねる」と言います。
聞く側からすれば、うんざりとすることとなります。
「理屈」を使った例文2
「理屈ではわかっていても、体はその通りに動いてはくれない」
物事がそうなる理由がわかるということを「理屈ではわかる」と言います。
しかし体や手がその通りに動かないということもよくあることでしょう。
「理屈」を使った例文3
「この本に書かれた方法は、理屈に合ったやり方なのだと改めて感心した」
筋の通った考え、道理で合っていることを「理屈に合う」と言います。
正しくて、素直に受け入れることができるという意味合いになります。
「理屈」の反対語
「理屈」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「感情」【かんじょう】
- 「感覚」【かんかく】
「感情」【かんじょう】
「感情」とは心の動き、気持ち、気分という意味になります。
「理屈じゃなくて感情に訴える」「感情だけで物を言う」などと使います。
「感覚」【かんかく】
「感覚」とは感じ取ること、心の動き、感じ方という意味になります。
「感覚的なもので判断している」「感覚が新しい」などと使います。
「理屈」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「理屈」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「筋道」【すじみち】
- 「理論」【りろん】
- 「事情」【じじょう】
- 「ロジック」【ろじっく】
- 「セオリー」【せおりー】
「筋道」【すじみち】
「筋道」とは物事の道理、順序、手順のことを言います。
「筋道の立った話なので一応納得したが、もしかして嘘だったのかもしれない」「筋道を踏むのがいいだろう」などと使います。
「理論」【りろん】
「理論」とは思考の中で組み立てられた知識のことを言います。
「彼は理論派だが、私は実践派だ」などと使います。
「事情」【じじょう】
「事情」とは物事の状態、表面からはわからない背景、状態のことを言います。
「事情を尋ねるも、泣いてばかりでわからない」「事情に通じた者がいるはずだ」という風に使います。
「ロジック」【ろじっく】
「ロジック」とは論理、議論の筋道という意味になります。
「これはどういうロジックなのかと言うと・・・」という風に使います。
「セオリー」【せおりー】
「セオリー」とは理論、仮説、持論、私見といった意味があります。
「セオリー通りにいくことにした」「そんな風にセオリー通りにはいかない」などと使います。
「理屈」の英語と解釈
「理屈」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“logic”という単語を使います。
例文は“putting logic aside”(理屈は抜きにして)、“be logical”(理屈に合う)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「理屈」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。