「事情」とは？意味や使い方！例文や解釈

「事情」とは?

「事情」には「物事が現在の状態になるまで経緯のこと」という意味があります。

また「物事がそうなった内部的な様子」という意味もあります。

• 「事情」の読み方

「事情」の読み方

「事情」の読み方は、「じじょう」になります。

「ことなさけ」などと読まないよう、気を付けましょう。

「事情」の表現の使い方

「事情」の表現の使い方を紹介します。

「事情」には、「物事が現在の状態になるまで経緯のこと」という意味があります。

例えば、事件が起こった時、どのように事件が起こるに至ったか、理由や状態を知りたいと思うかもしれません。

そのような時は、事件関係者に「事件が起こった事情」を質問するかもしれません。

また「物事がそうなった内部的な様子」という意味もあります。

例えば、ある会社の人間関係が悪くなった時、内部の様子はどうだったか、実際に働いている人に聞きたくなるかもしれません。

このような時、「内部事情はどうだった?」などと「事情」という言葉を使って質問してみましょう。

「事情」を使った言葉と意味を解釈

「事情」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「諸事情」【しょじじょう】
• 「事情聴取」【じじょうちょうしゅ】
• 「食糧事情」【しょくりょうじじょう】
• 「事情がのみ込めない」【じじょうがのみこめない】
• 「裏事情」【うらじじょう】

「諸事情」【しょじじょう】

「諸事情」には「様々な事情」という意味があります。

何かが起こった時、そこに至るまでの理由や状態はひとつではなく、様々かもしれません。

そのため、「諸事情」という言葉を使って、説明することがあります。

「諸事情により、ライブを中止します」という言葉には、様々理由や状態により、ライブを註することにしたという意味があります。

「事情聴取」【じじょうちょうしゅ】

「事情聴取」という言葉には、「警察や検察などの捜査機関が、被疑者や参考人に出頭を求めて、犯罪に関する事情を聴くこと」という意味があります。

「取り調べ」と言い換えられる言葉でもあります。

「事情聴取のため、○○署に連行する」などという使い方をします。

「食糧事情」【しょくりょうじじょう】

「食糧事情」には「食べ物に関する内部の様子」という意味があります。

世界的に食糧不足に苦しんでいる国があり、実際にその国で暮らす人の食料は足りているのかなどについて話す時、「食糧事情」という言葉を使うことがあります。

「事情がのみ込めない」【じじょうがのみこめない】

「事情がのみ込めない」という言葉には、「物事がそうなった理由や状態が、納得できない」という意味があります。

また「事情をうまく理解できない」という意味もあります。

「急な事件のため、事情がのみ込めない」「寝ぼけているため、事情がのみ込めない」などという使い方をします。

「裏事情」【うらじじょう】

「裏事情」には「表向きではない、裏の事情」という意味があります。

公式に発表されている、理由や状態ではなく、隠している本当の理由や状態を「裏事情」と言います。

「裏事情を暴露される」「裏事情に通じている人」などという使い方をします。

「事情」を使った例文や短文など

「事情」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「事情」を使った例文1
• 「事情」を使った例文2

「事情」を使った例文1

「『事情』も知らずに、アドバイスはできない」

この例文は、悩みを持っている人がいる時、そうなった理由や、悩みに至るまでの様子などを知らないと、アドバイスができないという意味があります。

「事情」を知れば、なぜ悩みを持ったか、その原因が分かるため、悩みを解決するのに有効なアドバイスができるかもしれません。

「事情」を使った例文2

「彼は『事情通』のため、話を聞くといい」

この例文に登場する人は、様々な内部の様子などについての情報を持っている人です。

このように、様々な「事情」に詳しい人を「事情通」と呼びます。

会社や組織には、必ずこのような「事情通」と呼ばれる人がいるものです。

「事情」の反対語

「事情」の反対語を紹介します。

• 「理由もなく」【りゆうもなく】
• 「根拠のない」【こんきょのない】

「理由もなく」【りゆうもなく】

「理由もなく」には、「何かをするにあたって、明確な理由がない様子」という意味があります。

「理由もなく別れることはできない」という言葉には、別れ話に、明確な理由が含まれていない場合、別れられないという意味があります。

「根拠のない」【こんきょのない】

「根拠のない」という言葉には、「考えや意見などの根拠に正当性がない」という意味があります。

「根拠のない自信」には、「自信の裏付けになるような、きちんとした根拠がない」という意味があります。

「事情」の類語や類義語・言い換え

「事情」の類語や類似を紹介します。

• 「実情」【じつじょう】
• 「内情」【ないじょう】

「実情」【じつじょう】

「実情」には、「実際の事情」という意味があります。

「家庭の実情を話す」という文章には、家族内の本当の状態を、誰かに話すという意味があります。

「実情通り」「実情とは違う」などという使い方をします。

「内情」【ないじょう】

「内情」には、「知られていない、内部の事情」という意味があります。

「内情を知られる」「内情に通じている」などという使い方をします。

「事情」の英語と解釈

「事情」の英語を紹介し、その意味を解釈して行きます。

「事情」を英語にすると、“reason”(リーズン)になります。

“reason”には「理由」「事情」という意味があります。

また“situation”(シチュエーション)という英語にも「事情」という意味があります。

“situation”には「事情」「状況」という意味があります。

このように「事情」という言葉を英語にしたい時は、“reason”や“situation”という英語を使ってみましょう。