「種々の事情」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
皆さんは、「種々の事情」という表現を耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、日常生活の会話の中でも時々出てくるフレーズですが、ビジネスシーンの中では、割りとよく聞くことがあるかもしれません。
そこで、今回はこの「種々の事情」について見ていく見ていくことにしましょう。
目次
- 「種々の事情」とは?
- 「種々の事情」の表現の使い方
- 「種々の事情」を分解して解釈
- 「種々の事情」を使った例文と意味を解釈
- 「種々の事情」の類語や類義語・言い換え
「種々の事情」とは?
「種々の事情」とは、複数の要素や出来事が組み合わさって、新たな効果を生む可能性がある場合に使われる表現です。
「複数の出来事が同時に起こったために、生まれた結果」という理解になるでしょう。
- 「種々の事情」の読み方
「種々の事情」の読み方
「種々の事情」は「しゅしゅのじじょう」という読み方になりますので、間違わないように、ここでしっかりと覚えておいてください。
「種々の事情」の表現の使い方
「種々の事情」を使う場面としては、あまりにも色々な出来事が同時期に発生してしまい、それで全く違う出来事が誘発されたような時が考えられます。
その新たな結果によって、元々、予定していたことができなくなる時に、この言葉が当てはまります。
「種々の事情」を分解して解釈
「種々の事情」を「種々」と「事情」の2つの言葉に分解して、それぞれ解釈にしてみましょう。
- 「種々」
- 「事情」
「種々」
「種々」とは「色々な」、「様々な」、「異なるまたは多様な種類」、「異なる種類の性質が目立つもの」といったような意味があります。
「事情」
「事情」とは、「物事がある状態に至るまでの理由や状態」や「その結果」、「事の次第」という意味で解釈することができます。
「種々の事情」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「種々の事情」を使った例文を見ていくことにしますので、どのような活用の仕方ができるかを考えてみましょう。
- 「種々の事情」を使った例文1
- 「種々の事情」を使った例文2
「種々の事情」を使った例文1
「私は、日頃から感じてきたことをぶちまけたかったのですが、種々の事情で、そのことを声を大きくして言うことができなかった」
この人は、何か胸の内に大きな疑問や不満が募っており、大きな声で主張したいと思っていたのかもしれません。
しかし、そのような行動をしてしまうことで、さらに大きな弊害が生まれると判断したのか、主張することを止めたのです。
「種々の事情」を使った例文2
「倒産仕掛けたわが社を支援したA産業は種々の事情があったと考えられる」
このようなケースもあるのでしょうが、「種々の事情」により倒産しかけたわが社に支援の手を先のべてくれたA産業は、何かの目的や魂胆があったとも思われます。
「種々の事情」の類語や類義語・言い換え
「種々の事情」の類義語としては、次のような言葉が出てきます。
- 「様々な事情」
- 「相まったことから」
- 「色々な理由が重なり」
「様々な事情」
「様々な」とは、「それぞれ違っていること」という意味があるので、「様々な事情通」も「種々の事情」と同じ解釈で理解することができます。
「相まったことから」
「相まって」には「互いに影響し合って」という意味があることから、「いくつかのことが発生した結果」という理解ができるでしょう。
「色々な理由が重なり」
「色々な理由が重なり」も似たようなことを言っており、「複数の出来事が起こったために新たなことが出てきた」というニュアンスがあります。
「種々の事情」の意味を調べていくと、私達の周りには、実に様々なことが起こって、そのために新しい出来事が生まれて来ることが見えてきます。
ビジネスの世界でも、日常茶飯事的に様々なことがありますが、そのために予想してなかったことも、現れてきます。
したがって、私達が何か計画を立てて進めて行くためには、予測できうることをしっかりと意識しておく必要があります。