「出来かねます」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「出来かねます」とは?意味

「出来かねます」には、「できない」という意味があります。

「できない」を敬語表現にしたのが「出来かねます」で、主にビジネスシーンなどで使われています。

• 「出来かねます」の読み方

「出来かねます」の読み方

「出来かねます」の読み方は、「できかねます」になります。

「出来かねます」の表現の使い方

「出来かねます」の表現の使い方を紹介します。

「出来かねます」は、「できない」という意味になり、ビジネスシーンで使われることが多い敬語表現になります。

出来るだけ穏便に、角が立たないように「できない」という時に、「出来かねます」という言葉を使います。

例えば、取引先から、「明日までに仕事を終えて納入して欲しい」と頼まれるとします。

スケジュール的に明らかに無理なため、「できない」と言いたいところですが、取引先に対して角を立てないため、穏便な言い回しを選びます。

そこで「明日までに納入希望という件ですが、残念ながらスケジュールの都合で、出来かねます」などと、「出来かねます」という言葉を使って、穏便に「できない」という返事ができます。

「出来かねます」を使った例文や短文など

「出来かねます」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「出来かねます」を使った例文1
• 「出来かねます」を使った例文2

「出来かねます」を使った例文1

「朝まで残業することは、体調が悪くて『出来かねます』」

この例文は、朝まで残業することを頼まれてしまった人が、体調が悪いことを理由に残業はできないと断っている場面になります。

このように「出来かねます」には、「できない」という意味があります。

「できない」と上司に言うことはできないため、角が立たないよう「出来かねます」という言葉を選んでいます。

「出来かねます」を使った例文2

「セクハラをする上司がいるため、飲み会に参加することは『出来かねます』」

この例文は、ある女性社員が飲み会に誘われた時に、セクハラをする上司がいるために、参加できないと断っている場面になります。

「出来かねます」という言葉を使うだけで、かなり過激な内容でも相手に敬意を払って話しているように思えるでしょう。

「出来かねます」の類語や類義語・言い換え

「出来かねます」の類語や類似を紹介します。

• 「致しかねます」【いたしかねます】
• 「できません」

「致しかねます」【いたしかねます】

「致しかねます」は「するのが難しい」「できない」を意味する言葉になります。

ビジネスシーンで使われる敬語表現で、「出来かねます」とほとんど同じ場面で使われる言葉になります。

「この作業は、致しかねます」などという使い方をします。

「できません」

「できません」は「できない」の丁寧語になります。

丁寧な言葉ではありますが、敬語表現ではないため、ビジネスシーンなどで使うのには適していません。