「広く浅く」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「広く浅く」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、関連語や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「広く浅く」の意味
- 「広く浅く」の表現の使い方
- 「広く浅く」を使った例文と意味を解釈
- 「広く浅く」の類語や類義語
「広く浅く」の意味
「広く浅く」の意味は、「あらゆるものごとに対して手を伸ばしているけれども、ひとつひとつ深く掘り下げたり、強い関連性を持っていないこと」です。
知識や経験、趣味や交流関係などにおいて、多くのジャンルに渡っていたり、幅広く関係してはいますが、それぞれのことに対して専門的になるまで極めたり、本音で話し合える様な密接な関係はないことを言います。
社交的で好奇心旺盛な人に多く、友達が多いのですが親友はいないという傾向があります。
- 「広く浅く」の読み方
- 「広く浅く」の関連語
「広く浅く」の読み方
「広く浅く」の読み方は、「ひろくあさく」になります。
難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「広く浅く」の関連語
「広く浅く」の様に、形容詞を繋げた慣用的な表現を紹介します。
1つ目は「狭く深く」で、「広く浅く」の対義語として使われます。
意味は「知識や経験、趣味や交流関係などにおいて、ごく限られた対象のものと関わり、非常に専門的になったり、密接な関係を築くこと」を言います。
1つ目は「細く長く」で、「短期間に全力を出し切るのではなく、少しずつ続けていってなるべく長く維持すること」という意味です。
「広く浅く」の表現の使い方
「広く浅く」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味と悪い意味がある
文法的な使い方
「広く浅く」は、形容詞「広い浅い」の連用形で、文末に使う時には動詞を伴って「広く浅く付き合う」「広く浅く勉強する」などになります。
名詞を修飾する時には「広く浅い〇〇」になります。
良い意味と悪い意味がある
「広く浅く」は良い意味で使う時には「話題が豊富で好奇心が旺盛な人」といいポジティブなイメージとして使われる言葉です。
しかし一方で悪い意味として「専門性が低い」というネガティブなイメージとしても使われます。
「広く浅く」を使った例文と意味を解釈
「広く浅く」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「広く浅く」を使った例文1
- 「広く浅く」を使った例文2
「広く浅く」を使った例文1
「受験勉強は広く浅くした方がいい」
受験勉強は非常に範囲が広いので、始めるのが遅かった人は全体的に見て基本的な事柄を覚える様にした方がいいと言っています。
「広く浅く」を使った例文2
「ビジネスマンは経済新聞の内容を広く浅くしっておくべきだ」
ビジネスで取引先と雑談をする時に、経済新聞の見出しと概要だけでも読んでおくと役立つと言っています。
「広く浅く」の類語や類義語
「広く浅く」の類語や類義語を紹介します。
- 「器用貧乏」【きようびんぼう】
- 「中途半端」【ちゅうとはんぱ】
「器用貧乏」【きようびんぼう】
「なんでも人並み以上にこなせる為に色々と手を出すけれどもどれも、大成しないこと」という意味です。
「中途半端」【ちゅうとはんぱ】
「手を出したものごとが終らない状態」「どっちつかずの態度をとること」という意味です。
「広く浅く」は「あらゆるものごとに対して手を伸ばしているけれども、ひとつひとつ深く掘り下げたり、強い関連性を持っていないこと」という意味です。
良い意味、悪い意味両方で使える様にしましょう。