「ジャイアントキリング」とは?!意味や解説
この「ジャイアントキリング」は、人気漫画のタイトルにもなっている言葉なので見聞きしたことがある人も多いでしょう。
目次
- 「ジャイアントキリング」とは?
- 「ジャイアントキリング」の概要
- 「ジャイアントキリング」の類語や類義語
「ジャイアントキリング」とは?
「ジャイアントキリング」とは、いわゆる「番狂わせ」のことです。
自分たちより強力(巨大)な存在を倒すという意味の英語の“giant-killing”がカタカナ語になった言葉で、例えば、スポーツで誰から見ても負けると思ったチームの方が勝った時に、「あのチームが勝つとは、正にジャイアントキリングだ」のように使う言葉です。
また、そのようなことが起こった時に、「ジャイアントキリングが達成された」などと使うこともでき、予想もしなかった勝敗に対して(客観的に見て弱い方が強い方に勝った時に)使う表現になります。
「ジャイアントキリング」の概要
英語の“giant-killing”がそのまま元になっている言葉だと思われがちですが、実は英語で「番狂わせ」という程度でこの表現はあまり用いられません(大げさになってしまいます)。
その英語では番狂わせは“upset”(ひっくり返す)を使って表現することがほとんどとなる為、「ジャイアントキリング」はという言葉は英語ではなく、日本独自の解釈によるカタカナ語だと考えて使った方がいいでしょう。
冒頭に挙げたこのタイトルの人気漫画は、サッカーで弱小チームが番狂わせを起こして次々と強敵チームに勝っていくという内容ですが、そのような内容に対して英語の“giant-killing”ではさすがに大げさな表現になります。
「ジャイアントキリング」の類語や類義語
「ジャイアントキリング」の類語や類義語を紹介します。
一般的にはこちらの方が見聞きする言葉です。
- 「大金星」【だいきんぼし】
「大金星」【だいきんぼし】
「あのチームに勝つとは、大金星だ」のような使い方になり、番狂わせが起こったことの表現になります。
単に「金星」だけでも構いませんが、「大」を付けて意味が強くなったこの「大金星」の方がより「ジャイアントキリング」に相当すると考えていいでしょう。
「ジャイアントキリング」は、カタカナ語として使う分には、番狂わせ全般に対して使って構わない表現です。
ただし、完全に負けると思っていた方が勝ったというくらいの出来事でないと、大げさになる場合もあるので注意してください。