「霧散」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「霧散」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「霧散」という言葉を使った例文や、「霧散」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「霧散」とは?意味
- 「霧散」の表現の使い方
- 「霧散」を使った例文や短文など
- 「霧散」の類語や類義語・言い換え
「霧散」とは?意味
「霧散」には、「霧のように影も形もなく消え去ること」という意味があります。
- 「霧散」の読み方
「霧散」の読み方
「霧散」の読み方は、「むさん」になります。
「霧散」の表現の使い方
「霧散」の表現の使い方を紹介します。
「霧散」には、「霧のように影も形もなく消え去ること」という意味があります。
そのため、何かがまるで霧のように、跡形もなく消える様子を見た時、「霧散」という言葉を使ってみましょう。
例えば、ずっとお寿司を食べたいという欲望を持っている人がいます。
機会がなくて、食べられなかったお寿司を、ようやく食べられた時、お寿司を食べたいという思いが、霧のように跡形もなく消えるかもしれません。
このような様子を、「寿司を食べ終えた途端に、寿司に対する思いが霧散した」などと、「霧散」という言葉を使って説明できます。
「霧散」を使った例文や短文など
「霧散」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「霧散」を使った例文1
- 「霧散」を使った例文2
「霧散」を使った例文1
「彼女にフラれた瞬間、彼女に持っていた愛情が『霧散』した」
この例文は、ずっと好きだった女性にフラれた男性が、その直後に、彼女への愛情が霧のように跡形もなく消えたという文章になります。
このように「霧散」には、「霧のように影も形もなく消え去ること」という意味があります。
この男性は、自分のことを好きな人が好きで、自分を振る女性には、愛情を持てないタイプの人かもしれません。
「霧散」を使った例文2
「タイトルを失った瞬間、取り巻き連中が『霧散』する」
この例文は、ボクシングなどの競技で世界タイトルなどを持っていた人が、試合に敗れてタイトルを失った瞬間に、ご機嫌を取りながら周囲にまとわりついていた人が、霧のように跡形もなくいなくなったという文章になります。
このような取り巻きは、自分に利益がある相手の近くには近づきますが、無価値だと感じた瞬間に遠ざかります。
「霧散」の類語や類義語・言い換え
「霧散」の類語や類似を紹介します。
- 「散逸」【さんいつ】
- 「消滅」【しょうめつ】
「散逸」【さんいつ】
「散逸」には、「まとまっていた書物や収集物などが、ばらばらになって行方が分からなくなること」という意味があります。
「資料が散逸する」という言葉には、「まとまっていた資料がばらばらになり、どこにあるのか分からなくなること」という意味があります。
「消滅」【しょうめつ】
「消滅」には「消えてなくなること」という意味があります。
「権利が消滅する」という言葉には、「それまで持っていた権利が消えてなくなること」という意味があります。
「都市が消滅する」「自然消滅」などという使い方をします。
「霧散」という言葉について見てきました。
何かが霧のように跡形もなく消えたと感じた時などに、「霧散」という言葉を使ってみましょう。