「消滅」とは?意味や使い方!例文や解釈
「消滅」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「消滅」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「消滅」とは?
- 「消滅」の表現の使い方
- 「消滅」を使った言葉と意味を解釈
- 「消滅」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「消滅」の反対語
- 「消滅」の類語や類義語・言い換え
- 「消滅」の英語と解釈
「消滅」とは?
「消滅」とは「消えてなくなること」を言います。
- 「消滅」の読み方
「消滅」の読み方
「消滅」とは「しょうめつ」と読みます。
「消滅」の表現の使い方
「消滅」とは消えてなくなることに使います。
「消滅」を使った言葉と意味を解釈
「消滅」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「自然消滅」
- 「消滅時効」
- 「事実上の消滅」
「自然消滅」
「自然消滅」とは特に手を加えたり、意識しておらず、消えてなくなることを言います。
「二人の関係は自然消滅した形で特に何かトラブルがあったというわけではない」「出席しない部員が多くなり、部は実質、自然消滅したと言っていい」という風に使います。
「消滅時効」
「消滅時効」とは使える権利を一定の期間使わなかった場合、その権利を消えてなくすという制度のことを言います。
「相手が消滅時効を援用してきたら、こちらとしてはどうしようもないな」「三年以上経過すると、消滅時効になりますから早めに訴えた方がいいですよ」などと使います。
「事実上の消滅」
「事実上の消滅」とは、まだ存在があったとしても実際には消えてなくなったも同然という意味で使います。
「まだ完全に閉鎖しているわけではないが、スタッフも誰もいないし、事実上の消滅と見てもいいだろう」「解散宣言はしていませんがメンバーが全員活動を辞めている以上、あのグループは事実上の消滅と言えます」「彼が代表になる可能性は、この事件で事実上の消滅となりました」などと使います。
「消滅」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「消滅」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「消滅」を使った例文1
- 「消滅」を使った例文2
「消滅」を使った例文1
「何とか営業を続けてきましたが活躍できる場もなく、事実上の消滅状態ですので、今年いっぱいで正式に終わろうかと思っています」
何かしらの、営業や活動など行うことができない状態が続けば、存在は消えてなくなっていると同じです。
そのことを「事実上の消滅」という言葉で言い表すのです。
「消滅」を使った例文2
「正式に離婚成立していなくて、本当の子が生きていることがわかった以上、あなた方の相続の権利は消滅したということになります」
ある権利が失われることを「消滅」という言葉で言い表します。
他にも「消滅時効」という言葉もあります。
「消滅」の反対語
「消滅」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「発生」【はっせい】
- 「出現」【しゅつげん】
「発生」【はっせい】
「発生」とは新しい物、事が生じることや、生じさせることを言います。
「また新たな事件が発生した」「毎日、発生する諸問題に頭痛がしてきた」などと使います。
「出現」【しゅつげん】
「出現」とは今までなかったもの、見えなかったものが、形となり現れることを言います。
「大型新人が出現したことで、他の連中も大きな焦りを感じていることだろう」「新たなカリスマの出現」「そうそう、大スター候補が出現するものではないのだ」などと使います。
「消滅」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「消滅」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「滅亡」【めつぼう】
- 「絶滅」【ぜつめつ】
- 「消失」【しょうしつ】
- 「幕切れ」【まくぎれ】
- 「消え去る」【きえさる】
- 「消散」【しょうさん】
「滅亡」【めつぼう】
「滅亡」とは滅びること、滅びてなくなってしまうことを言います。
「あの人が一代で築いた、グループ会社は全て滅亡ということになった」「あの一族は滅亡したかと思っていたが、復活を狙っている者たちが隠れているらしい」などと使います。
「絶滅」【ぜつめつ】
「絶滅」とはすっかり滅びて絶えることを言います。
また滅ぼして絶やすことも言います。
「我々は悪習を絶滅するつもりでいる」「絶滅の危機にある動物」「絶滅したかと思われていたのですが、まだ存在していることが確認されました」などと使います。
「消失」【しょうしつ】
「消失」とはその漢字の通り、消えてなくなることを意味します。
「権利の消失ってどういうことなのですか」「三年経過していますから、権利は消失となりますね」「知らない間に私の権利が消失していたとは悔しい」などと使います。
「幕切れ」【まくぎれ】
「幕切れ」とは物事の終わりのことを言います。
「あれほど騒ぎ、粘ったにしては、何ともあっけない幕切れだった」「それまでの全ての信頼、関係は、彼らの裏切りにより幕切れとなった」という風に使います。
「消え去る」【きえさる】
「消え去る」とは消えてなくなる、姿を消すという意味になります。
「視界からあっという間に消え去った」「何も言わずにどこかへ消え去る」「今のうちに我々は、消え去る方が得策だ」などと使います。
「消散」【しょうさん】
「消散」とは消えてなくなる、消し散らすという意味になります。
「あっという間に消散したが、あれは何だったのだろう」「幻は消散した」という風に使います。
「消滅」の英語と解釈
「消滅」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“disappearance”、“extinction”という単語を使います。
例文は“die out in the course of time”(自然消滅する)、“negative prescription”(消滅時効)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「消滅」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。