「情実」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「情実」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「情実」という言葉を使った例文や、「情実」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「情実」とは?意味
- 「情実」の表現の使い方
- 「情実」を使った例文や短文など
- 「情実」の類語や類義語・言い換え
「情実」とは?意味
「情実」には「個人的な感情、私情が関わり公平かつ客観的な判断ができないこと」という意味があります。
- 「情実」の読み方
「情実」の読み方
「情実」の読み方は、「じょうじつ」になります。
「情実」の表現の使い方
「情実」の表現の使い方を紹介します。
「情実」には「個人的な感情、私情が関わり公平かつ客観的な判断ができないこと」という意味があります。
例えば、社内の人事が発表された時に、社員一人一人の適性を考えてされた人事とは思えないことがあるかもしれません。
このような時、人事に個人的な利害や感情が絡んでいて、公平な人事になっていないのではないかと疑問を覚えるかもしれません。
このような様子を、「今回の人事には、多分に情実が絡んでいるように思えた」などと、「情実」という言葉を使った、文章にできます。
「情実」を使った例文や短文など
「情実」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「情実」を使った例文1
- 「情実」を使った例文2
「情実」を使った例文1
「両親と一緒に住み始めたが、母と妻の『情実』が家の中に満ちている」
この例文は、両親と同居し始めたものの、妻と母との間に複雑な感情が絡み合い、普通に生活するのが難しい状態になっているという文章になります。
このように「情実」は「個人的な感情、私情が関わり公平かつ客観的な判断ができないこと」を意味しています。
どんなに仲が良さそうな嫁と姑の間にも、「情実」が満ちているかもしれません。
「情実」を使った例文2
「一切の『情実』を振り切って、きちんとジャッジしたい」
この例文は、何かの審判役を任された人についての文章になります。
個人的な利害や感情などを拭い去り、公平に判断したいと、決意した場面です。
公平にしたいと考えている人でも、個人的な利害や感情を拭い去るのは困難のため、このように自分と約束する必要があるかもしれません。
「情実」の類語や類義語・言い換え
「情実」の類語や類似を紹介します。
- 「実情」【じつじょう】
- 「事情」【じじょう】
「実情」【じつじょう】
「実情」には「実際のありさま、内面的な状況、本当の事情」という意味があります。
「会社の実情は、このようになっています」という文章には、「会社の実際の有様はこうです」という意味があります。
「実情を知る」「実情はまるで違う」などという使い方をします。
「事情」【じじょう】
「事情」は「物事が現在の状態になるまで経緯のこと」を意味します。
「こうなったのには事情がある」という文章には、「このようになるに至ったのには、理由がある」という意味があります。
「情実」という言葉について見てきました。
個人的な利害や感情が絡んで、公平な取り扱いができない関係や状態だと感じる時、「情実」という言葉を使ってみましょう。