「切実」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「切実」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「切実」の意味
- 「切実」の表現の使い方
- 「切実」を使った例文と意味を解釈
- 「切実」の類語や類義語
「切実」の意味
「切実」の意味は以下の3つです。
1つ目は「心に強く感じること」で、どうしてもそれが必要であったり、しなければならない時の表現です。
2つ目は「直接自分に深く関わっている問題のこと」で、何か問題が起きていて、それが身に差し迫っている状態を表します。
3つ目は「適切にあてはまること」という意味で、その時の状況を鮮明に表す時の表現です。
- 「切実」の読み方
- 「切実」の漢字の成り立ち
「切実」の読み方
「切実」の読み方は、「せつじつ」になります。
「きりみ」と読み間違わない様にしましょう。
「切実」の漢字の成り立ち
「切実」の「切」は「きる」と読み、「たちきる」「みがく」「せまる」「ピッタリ合う」「差し迫った事情にある」「心をこめる」「すべて」「ひときれ」「区切り」という、非常に多くの意味があります。
このうち「切実」に使われているのは「差し迫った事情にある」という意味です。
「実」は「み」とも読み、「うそ偽りのないこと」「内容」「真心」「成果を出すこと」という意味があり、「切実」には「うそ偽りのないこと」という意味が使われています。
これらの漢字が組み合わさり「本当に身に差し迫っている事情があること」という意味で使われています。
「切実」の表現の使い方
「切実」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分に大きな影響のある問題に使う
文法的な使い方
「切実」は名詞で、文末に使う時には形容動詞として「切実だ・である」と使われます。
最も一般的なのは形容詞の「切実な〇〇」という使い方と、副詞の「切実に」という使い方です。
自分に大きな影響のある問題に使う
「切実」は、自分に大きな影響を与える問題に対して使います。
基本的に悪いことが迫っていて、何かをしないとその状態が回避できない時の表現です。
人に対して援助を希望する時には「切実な願い」として使います。
「切実」を使った例文と意味を解釈
「切実」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「切実」を使った例文1
- 「切実」を使った例文2
「切実」を使った例文1
「ボーナスが減額になるのは切実な問題だ」
会社の業績が悪く、ボーナスが減額になると、それをあて込んで分割払いやボーナス払いにしているものがある時に、残高が足りなくなってしまう可能性があり心配していることを表しています。
「切実」を使った例文2
「通勤ラッシュをなくしたいというのはサラリーマンの切実な願いだ」
毎朝通勤ラッシュにもまれて出勤するのは非常に辛いので、誰か何とかして欲しいと思っていることを表しています。
「切実」の類語や類義語
「切実」の類語や類義語を紹介します。
- 「痛感」【つうかん】
- 「深刻」【しんこく】
「痛感」【つうかん】
「強く心に染み入ること」という意味です。
「深刻」【しんこく】
「このままだと非常に大きな問題に発展しそうな状態のこと」という意味です。
「切実」は「心に強く感じること」「直接自分に深く関わっている問題のこと」「適切にあてはまること」という3つの意味があります。
何とかしたいと強く思うことに関して使いましょう。