「おぼつかない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「おぼつかない」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「おぼつかない」とは?意味
- 「おぼつかない」の表現の使い方
- 「おぼつかない」を使った例文と意味を解釈
- 「おぼつかない」の類語や類義語
「おぼつかない」とは?意味
「おぼつかない」には複数の意味がありますが、主に使われているのは以下の4です。
1つ目は「疑わしくて信用できない」という意味です。
ものごとの成り行きがうまくいくかどうか分らず、信用できないことを言います。
現在の状況では、とても期待通りの結果が得られそうにない時の表現です。
2つ目は、「はっきりとしない」という意味です。
記憶や情報があいまいで、確実だと言い切れない時の表現です。
3つ目は「頼りない」という意味です。
主に人の行動がしっかりとしてなかったり、弱々しくて失敗しそうなことを言います。
4つ目は「ぼんやりとしている」という意味です。
こちらは視覚的にぼやけていてはっきりと見えないことを言います。
- 「おぼつかない」の漢字表現
- 「おぼつかない」の語源
「おぼつかない」の漢字表現
「おぼつかない」は漢字にすると「覚束無い」になります。
当て字であり、しかも難しいので平仮名表記にすることが多くなります。
「おぼつかない」の語源
「おぼつかない」の「おぼ」は、「おぼろげ(朧げ)」の「おぼ」で、「はっきりしない」という意味です。
「つか」は接尾語であまり意味はなく、「ない」は形容詞の接尾語です。
つまり「おぼつかない」は一つの形容詞であり、「おぼつか・ない」という否定の表現ではないのです。
「おぼつかない」の表現の使い方
「おぼつかない」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- はっきりしない時に使う
文法的な使い方
「おぼつかない」は形容詞で、文末にそのまま使えます。
「おぼつかない様子だ」と形容動詞を伴って使われることもあります。
はっきりしない時に使う
「おぼつかない」には複数の意味がありますが、どれも共通するのは「はっきりしない」という点です。
人の様子や物事がはっきりせずに不安な様子に使われます。
「おぼつかない」を使った例文と意味を解釈
「おぼつかない」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「おぼつかない」を使った例文1
- 「おぼつかない」を使った例文2
「おぼつかない」を使った例文1
「今の状況では目標の売上はおぼつかない」
ビジネスで現在の状況ではとても目標達成はできないと言っています。
「おぼつかない」を使った例文2
「病み上がりで足元がおぼつかない」
大きな病気をしたばかりで、しっかりとした足取りで歩けないことを表しています。
「おぼつかない」の類語や類義語
「おぼつかない」の類語や類義語を紹介します。
- 「不鮮明」【ふせんめい】
- 「心許ない」【こころもとない】
「不鮮明」【ふせんめい】
「色や形がはっきりとしないこと」という意味です。
「心許ない」【こころもとない】
「自分で行動したり、人に何かを任せたりする時に、頼りなくて不安な様子」という意味です。
「おぼつかない」には数多くの意味がありますが、共通するのは「はっきりしない」という点です。
その時のシーンに合わせて使いこなせる様になりましょう。