「心許ない」の意味・読み方・類語【使い方や例文】
「心許ない」の意味や類語を紹介します。
さらに「心許ない」の使い方や、「心許ない」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「心許ない」の意味とは?
- 「心許ない」の類語や言い換え・似た言葉
- 「心許ない」の言葉の使い方
- 「心許ない」を使った例文
- 「心許ない」彼氏の特徴
「心許ない」の意味とは?
みなさんは「心許ない」という言葉を知っているでしょうか。
一般的に使用する機会が多い言葉ですので、知っている人の方が多いかもしれません。
また、みなさんの中には、特定の誰かに対して「心許ない」と感じている人がいるかもしれません。
あるいは誰かから、「心許ない」と言われて傷ついた経験があるかもしれません。
一方で、今回初めて「心許ない」という言葉を目にしたという人もいるでしょう。
このような人は、誰かに「心許ない」と言われても、意味が分からないかもしれません。
そこで、今後のために知っておきたい「心許ない」という言葉の読み方と意味を紹介して行きます。
- 「心許ない」の読み方
- 「心許ない」の意味
「心許ない」の読み方
「心許ない」は「こころもとない」と読みます。
「心」は「こころ」、「許ない」は「もとない」と読みます。
「許ない」を「もとない」と読むのは、かなり特殊な読み方なので、「ゆるない」などと読み間違える人の方が多いかもしれません。
これを機会に「心許ない」は「こころもとない」と読む事を覚えておきしょう。
「心許ない」の意味
「心許ない」にはどのような意味があるでしょうか。
「心許ない」には、「いかにも不安で頼りない感じ」という意味があります。
例えば、「彼の運転は『心許ない』」という場合は、まだ運転に不慣れな彼のドライビングテクニックは、不安で頼りない感じという意味があります。
誰かに「心許ない」と言われた時は、「不安で頼りない」と思われているという事になります。
男性の場合は、彼女や家族など、大切な人に「心許ない」と思われるのは悲しいと思います。
このように「心許ない」には、「いかにも不安で頼りない感じ」という意味があると知り、もし誰かにそう言われた時は、頼りになる人になるように心掛けましょう。
「心許ない」の類語や言い換え・似た言葉
次に「心許ない」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
どのような言葉と、「心許ない」を言い換える事ができるかが分かると、ボキャブラリーが増えるかもしれません。
- 「心細い」【こころぼそい】
- 「頼りない」【たよりない】
- 「不安」【ふあん】
「心細い」【こころぼそい】
「心細い」は「こころぼそい」と読みます。
「心細い」には、「頼りになるものがなくて、不安な様子」という意味があります。
例えば、会社の頼れる先輩が、転職して同じ会社からいなくなってしまったら、頼れる人がいなくなって不安になると思います。
このような時は、「先輩が転職して、『心細い』」と表現する事ができます。
また海外旅行先で友達とケンカ別れしまった場合、外国に一人きりになり、「心細い」と思うでしょう。
このように「心細い」は「心許ない」と似た意味の言葉ですので、セットで覚えておくと良いでしょう。
「頼りない」【たよりない】
「頼りない」も「心許ない」と、とても似た意味がある言葉です。
「頼りない」には、「不安で心細い」「あてにならない」という意味があります。
「頼られたい」と思う男性は、「頼りない」と思われるのがいちばん嫌かもしれません。
例えば会社で管理職をしている人が、部下から「頼りない」と思われるのは心外でしょう。
またお父さんが娘から「頼りない」と思われるのも、切ない話だと思います。
このように、男性や上に立つ人がいちばん言われたくない言葉のひとつが、「頼りない」と言えるかもしれません。
「不安」【ふあん】
「不安」は「心許ない」と共通する意味が多い言葉です。
「不安」には、「どうなるか心配で、安心できない」という意味があります。
「不安神経症」「社会不安障害」など、「不安」に関する精神的な病気があるくらい、「不安」は大きな問題になっています。
「心許ない」という人の心にも、「不安」な気持ちが含まれていますので、誰かに「心許ない」と思われたら、「不安」を取り除いてあげられるように、たくましくなる必要があるかもしれません。
「心許ない」の言葉の使い方
「心許ない」という言葉を、どのような場面でどのように使えばいいでしょうか。
「心許ない」には、「いかにも不安で頼りない感じ」という意味があります。
そこで、誰かや何かに対して、「いかにも不安で頼りない」と感じたら、「心許ない」という言葉を使ってみましょう。
例えば、川の上にかかっている吊り橋は、「いかにも不安で頼りない」ものの代名詞かもしれません。
この橋を渡るのは不安で仕方がないでしょう。
このような時に「この吊り橋では、『心許ない』」とい文章を作る事ができます。
また野球の試合に臨む時に、野球の素人ばかりがチームメートになった場合、「不安で頼りない」と感じるはずです。
「このチームメートは『心許ない』」という文章を作る事ができます。
このように「心許ない」という言葉は「いかにも不安で頼りない」と感じた時に使ってみましょう。
「心許ない」を使った例文
「心許ない」を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面で「心許ない」を使った例文を見る事で、この言葉の使い方が分かりやすくなるかもしれません。
- 例文1
- 例文2
例文1
ビジネスシーンにおける「心許ない」を使った例文を紹介します。
「プロジェクトチームのメンバーを見たが、頼りになるスタッフがほとんどいなくて『心許ない』と感じた」、「座っているイスがヘタっていて『心許ない』。
総務に言って新しいイスに交換してもらおうかな」などです。
特にプロジェクトチームなどのスタッフに頼りに出来る人がいないと、「心許ない」と感じるでしょう。
例文2
日常の場面における「心許ない」を使った例文を紹介します。
「これから居酒屋でお酒を飲みたいが、現金が2000円しかなく『心許ない』限りだ。
カードを使えるお店を探さないといけない」、「ベッドを買ったが、安いだけあり『心許ない』と感じる。
自分の体重をしっかり支える事ができるだろうか」などです。
現金を持たずに外出すると、「心許ない」と感じやすくなります。
「心許ない」彼氏の特徴
最後に「心許ない」と心配な存在、「彼氏」の特徴を紹介します。
どのような彼氏に対して、女性は「心許ない」と感じるのでしょうか。
- 「決断力が無い」
- 「機械に詳しくない」
- 「腕力が無い」
「決断力が無い」
飲食店などに行く時に、どのお店に行くか決められない彼は、頼りなく感じます。
お店に行っても、メニューを見て、いつまで経っても注文できない彼も「心許ない」と感じます。
これは彼氏に「決断力が無い」の原因です。
男性は時には強引に感じるくらいの「決断力」が必要です。
「機械に詳しくない」
パソコンが故障した時に、頼りにしたいのが彼氏です。
しかし、女性よりもパソコンや機械に詳しくない男性がいます。
このような男性を彼氏にすると、「心許ない」と感じるかもしれません。
「腕力が無い」
女性の力ではビンの蓋が開けられない時に、頼りにしたいのが彼氏です。
しかし彼氏に腕力が無く、蓋を開けられない場合「心許ない」存在に見えます。
男性が女性よりも力があるのは、当たり前だという認識があります。
男性には最低限、ビンの蓋を開けるくらいの腕力が必要かもしれません。
「心許ない」という言葉の意味や使い方を見てきました。
周囲の誰かに対して「心許ない」と思っている事に、気付いた人もいるでしょう。
また今後は、自分が誰かに「心許ない」と言われた時に、ショックを受けるかもしれません。
これを機会に、誰からも頼りにされるような存在になりましょう。