「頼りない」とは?意味や類語!例文と解釈
日常会話で「頼りない」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、英文や類語なども併せて紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「頼りない」とは?
- 「頼りない」の英語と解釈
- 「頼りない」の表現の使い方
- 「頼りない」を使った例文と意味を解釈
- 「頼りない」の類語や類義語
「頼りない」とは?
「頼りない」の概要について紹介します。
- 「頼りない」の読み方
- 「頼りない」の意味
- 「頼りない」を分解して解釈
- 「頼りない」と「頼り甲斐がない」の違い
「頼りない」の読み方
「頼りない」は「たよりない」と読みます。
人によっては「頼り無い」と書くこともありますが、読み方は同じです。
「頼りない」の意味
「頼りない」の意味は「当てにならない」「心もとない」です。
何かをお願いしたり相談したいと思っても、その人では期待通りのことをしてくれないと思うことを言います。
性格的に優しくて強い態度に出られない人や、リーダーシップを取るのに向いていない人を表す言葉です。
「頼りない」を分解して解釈
「頼りない」は「頼り+ない」に分けられます。
「頼り」は「頼る」の連用形で「力を貸してくれると思ってお願いすること」という意味です。
基本的に自分よりも能力があると見込んだ人に対する言葉です。
「ない」は否定の意味で、「力を貸してくれそう、助けてくれそうと思えない、お願いできない」という意味で使われています。
「頼りない」と「頼り甲斐がない」の違い
「頼りない」とよく似た言葉に「頼り甲斐がない」がありますが、この2つはニュアンスが違います。
「頼りない」は「相手に対して期待してお願いできないこと」という意味です。
相手に対して当てにならないと思っても、一応頼んでみようと思う気持ちを含んでいます。
「頼り甲斐がない」は「相手に頼りにするだけの価値がない=効果がない」という意味です。
言葉の意味としては「頼り甲斐がない」の方が相手の能力を低く見ている表現になります。
「頼りない」の英語と解釈
「頼りない」の英語表現を紹介します。
- “He is unreliable person.”
- “I cannot rely on my boss.”
“He is unreliable person.”
「彼は頼りない人物だ」です。
“unreliable”は「頼りない、信頼できない」という意味で使われます。
“I cannot rely on my boss.”
「私のボスは頼りない」です。
“cannot rely on”で「頼りない」という意味で、こちらもビジネスでよく使われます。
「頼りない」の表現の使い方
「頼りない」の使い方を紹介します。
- 相手に期待できない時に使う
- 「頼りない返事」
相手に期待できない時に使う
何かを頼みたいけれども、相手に期待できない時に使います。
相手の能力を軽んじている表現で、直接言うと相手に対して失礼にあたりますので注意しましょう。
「頼りない返事」
「頼りない返事」は「できます」「大丈夫です」と言うものの、言い方が弱々しかったり、自信のない態度だったりして心配な時に使われます。
「頼りない」を使った例文と意味を解釈
「頼りない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「頼りない」を使った例文1
- 「頼りない」を使った例文2
「頼りない」を使った例文1
「彼はいつも頼りない感じだが、頼んだ仕事はしっかりとしてくれる」
見た目にぼんやりとしていて大丈夫かと思う人がいるのですが、仕事をする時には真面目で、しっかりと成果を出す人であることを表しています。
「頼りない」を使った例文2
「非常に頼りない部下を持ってしまった」
ミスばかりする、遅刻してくる、顧客にクレームを付けられるなど、仕事ぶりがあまり良くない部下のことを表しています。
「頼りない」の類語や類義語
「頼りない」の類語を紹介します。
- 「不安」【ふあん】
- 「おぼつかない」【おぼつかない】
「不安」【ふあん】
「心配なこと」「気がかりなこと」という意味で、相手に対する不信感を表しています。
「おぼつかない」【おぼつかない】
「しっかりとせずに見込みがなさそうな様子」という意味です。
「頼りない」は「当てにならない」「心もとない」です。
人に対して期待できそうにない時に使ってみましょう。