「不鮮明」とは?意味や言い換え!例文と解釈
日本語には色々な言葉がありますが、1つの言葉でも、色々な意味があることがよくあります。
例えば「不鮮明」という言葉もその1つで、皆さんがよく耳にする言葉ですが、言葉の前後で異なるニュアンスになっていきます。
そこで今回は、この「不鮮明」という言葉にフォーカスしていくことにします。
目次
- 「不鮮明」とは?
- 「不鮮明」の英語と解釈
- 「不鮮明」の表現の使い方
- 「不鮮明」を使った例文と意味を解釈
- 「不鮮明」の類語や類義語・言い換え
「不鮮明」とは?
「不鮮明」とは、「形や色がはっきりしていなくて、ボヤけている」という意味があります。
そこから意味が転じて、「言いたいことや訴えようとしたいポイントが明確でないこと」という意味でも使われています。
- 「不鮮明」の読み方
「不鮮明」の読み方
「不鮮明」は「ふせんめい」と読みますが、日頃の会話の中でも、比較的多く出てくる言葉なので、ここてしっかりとチェックしておきましょう。
「不鮮明」の英語と解釈
「不鮮明」を英語で訳すと、“indistinct”、“fuzzy”、“blurred”、“hazy”、“muzzy”、“bleary”、“foggy”、“blurry”、“vague”、“faint”などの言葉で表現することができます。
「不鮮明」の表現の使い方
「不鮮明」には、解釈の仕方で色々な意味合いを帯びてきますが、基本的な解釈は「ぼんやりしてはっきりとしていないこと」ということになるので、映像がぼんやりとしている時だけでなく、人の言動がボヤけていることや、人の心の中がはっきりとしていないことを指して使うことができます。
「不鮮明」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「不鮮明」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「不鮮明」を使った例文1
- 「不鮮明」を使った例文2
「不鮮明」を使った例文1
「監視カメラに写った人物は、不鮮明な映像のために、どんな人間性なのか特定することが難しいと思われたが、鮮明化することで、人物を割り出すことに成功した」
今では街の至る所に設置それている監視カメラ。
記録された映像が鮮明でなくても、最新の映像加工技術で、明確な画像に変換することができるようになっています。
それも犯罪の検挙率を高めています。
「不鮮明」を使った例文2
「あいつはいつも態度が不鮮明なので、誰からも信用されない」
「不鮮明」は映像や画像などだけに使われるものではありません。
その例文のように人の態度、言動、考えなどが曖昧な時に使うことができます。
行動が「不鮮明」な人は、誰からも信用されるのことがないということになります。
「不鮮明」の類語や類義語・言い換え
「不鮮明」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「茫茫たる」【ぼうぼうたる】
- 「ファジー」
「茫茫たる」【ぼうぼうたる】
「茫茫たる」が「不鮮明」に近い意味を持つ類義語として挙げることができます。
「明快さや特異性が不足しているさま」という意味がある言葉です。
「ファジー」
「ファジー」という言葉も類義語の1つとして扱いことができますが、「アウトラインがはっきりせずに不明瞭なこと」、「かすんでいる」という意味があります。
少しいい加減なイメージのある言葉ですが、「ファジー理論」といったようなキーワードでも使われる言葉です。
「不鮮明」という言葉について、その意味や具体的な使い方を紹介してきましたが、この言葉は色々な場面で使うことができる言葉です。
ビジネスシーンにおいては、「不鮮明な発言」、「不鮮明な提案」、「ポイントが不鮮明で理解に苦しむ」のような使い方が挙げれます。
このようにビジネスの場面で様々な活用法があるので、仕事をしている中でどのようなケースで使えそうか意識してみることも、言葉の勉強になり、自分のボキャブラリーを増やすことになります。