「鮮明に思い出す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「鮮明に思い出す」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「鮮明に思い出す」の意味
- 「鮮明に思い出す」の表現の使い方
- 「鮮明に思い出す」を使った例文と意味を解釈
- 「鮮明に思い出す」の類語や類義語
「鮮明に思い出す」の意味
「鮮明に思い出す」の意味は「過去の出来事がはっきりと記憶に残っていて目に浮かぶこと」です。
過去に見たり体験したりしたことが、まるで同じことが再現されているかの様にはっきりとした光景として記憶によみがえることを言います。
- 「鮮明に思い出す」の読み方
- 「鮮明に思い出す」を分解して解釈
- 「鮮明」と「鮮やか」の違い
「鮮明に思い出す」の読み方
「鮮明に思い出す」の読み方は、「せんめいにおもいだす」になります。
難しい言葉ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「鮮明に思い出す」を分解して解釈
「鮮明に思い出す」は「鮮明に+思い出す」で成り立っています。
「鮮明に」は名詞「鮮明」の副詞形で、「色や形があざやかであはっきりとしている様子」という意味です。
「思い出す」は、「その様に思い始めること」「過去のこと心によみがえらせること」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「過去のことが色や形もあざやかにはっきりとよみがえること」という意味で使われています。
「鮮明」と「鮮やか」の違い
「鮮明」と似た言葉に「鮮やか」がありますが、この2つは明確な使い分けがあります。
「鮮明」は「色だけではなく形がはっきりとしている」という意味です。
「鮮やか」は「色が美しくひときわ目立つこと」「技が見事な様子」という意味です。
2つの言葉の違いは「形を表しているかどうか」という点です。
「鮮明に思い出す」の表現の使い方
「鮮明に思い出す」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良いこと・悪いことどちらにも使える
文法的な使い方
「鮮明に思い出す」は動詞を伴った表現ですので、文末にそのまま使えます。
文語調の場合「鮮明に思い出される」と使われることもあります。
良いこと・悪いことどちらにも使える
「鮮明に思い出す」は、良いことでも悪いことでもはっきりと覚えている時に使います。
まるでまだ自分がその場所にいる様に、音や雰囲気まで思い浮かぶ時の表現です。
「鮮明に思い出す」を使った例文と意味を解釈
「鮮明に思い出す」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「鮮明に思い出す」を使った例文1
- 「鮮明に思い出す」を使った例文2
「鮮明に思い出す」を使った例文1
「幼少時代のことを今でも鮮明に思い出す」
小さかった時に遊んだ場所や友達の顔などを、今でもはっきりと覚えていることを表します。
「鮮明に思い出す」を使った例文2
「プロポーズされた時のことを鮮明に思い出す」
非常にロマンチックにプロポーズされたので、その時の情景がはっきりと思い浮かぶことを表しています。
「鮮明に思い出す」の類語や類義語
「鮮明に思い出す」の類語や類義語を紹介します。
- 「ありありと思い浮かぶ」【ありありとおもいうかぶ】
- 「昨日のことのように思い出される」【きのうのことのようにおもいだされる】
「ありありと思い浮かぶ」【ありありとおもいうかぶ】
「昔のことがまるで目の前にあるかの様に目に浮かんでくること」という意味です。
「昨日のことのように思い出される」【きのうのことのようにおもいだされる】
「過去のことがまるで昨日あったばかりの様にはっきりと思い浮かぶこと」という意味です。
「鮮明に思い出す」は「過去の出来事がはっきりと記憶に残っていて目に浮かぶこと」です。
色や形まではっきりと覚えている時に使いましょう。