「蟠り」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「蟠り」という言葉を見て、「難しい言葉だな」と感じるのではないかと思います。
しかし、この言葉の読み方を知れば、ごく日常的に使われている言葉であることが、理解できます。
そこで今回は、この「蟠り」という言葉にフォーカスして、その意味や活用方法を眺めていくことにします。
目次
- 「蟠り」の意味
- 「蟠り」の表現の使い方
- 「蟠り」を使った例文と意味を解釈
- 「蟠り」の類語や類義語
「蟠り」の意味
「蟠り」は、「スラスラと物事が運ばずにつっかえていること」、「滞ること」や「心の中につっかえたようになって、イライラが溜まっている感情」という意味があります。
- 「蟠り」の読み方
「蟠り」の読み方
「蟠り」は「わだかまり」という読み方をするので、これでスッキリした人もいるでしょう。
「蟠り」はめったに使われる漢字では、ないので、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
「蟠り」の表現の使い方
「蟠り」は「スムーズに物事が運ばずにつっかえていること」という意味がありますので、「何の蟠りもなくことが進む」というような使い方をします。
「蟠り」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「蟠り」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「蟠り」を使った例文1
- 「蟠り」を使った例文2
「蟠り」を使った例文1
「私達の蟠りが消えて、気分がスッとしたのです。これで笑顔で付き合える」
友人との間に何か「蟠り」があると、素直に付き合うことができないものです。
それだけに心の「蟠り」は、人間関係に大きな壁を作ってしまいます。
素直にその「蟠り」を話してスッキリとさせることが大切です。
「蟠り」を使った例文2
「2人の心を隔てる蟠りは、数年前の口論が発端だった。もう関係を修復することは、難しいだろう」
このように2人の中に「蟠り」が残っていると、良好な関係を築くことはできません。
しかも、数年前の激しい口論が、未だに「蟠り」の原因となっているのであれば、元通りにすることは難しいのかもしれません。
「蟠り」の類語や類義語
「蟠り」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「気懸かり」【きがかり】
- 「心配ごと」【しんぱいごと】
「気懸かり」【きがかり】
「気懸かり」が「蟠り」の類義語として、扱うことができます。
「心の中に心配や不安として留まっていること」、「心に引っかかっている点」、「割り切れない気持ち」というような意味になります。
「心配ごと」【しんぱいごと】
「心配ごと」も「蟠り」の類義語になり、「心の中にたまった不満や不安のこと」や「フラストレーション」、「満たされない気分」を意味する表現として使われます。
「蟠り」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、普段の中でもよく出てくる言葉の1つです。
私達は、普段から色々な人達とコミュニケーションを取ったり、関わりながら生活を送ったり、仕事をしています。
その中で、心の中に「蟠り」があることで、人間関係がうまく行かずに、変な方向になっていくと、とても悲しく辛いものです。
したがって、もしこのような状態に置かれているなら、素直に相手と心の打ち明けてみることです。